シルファーの冒険日誌

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剛拳「これで・・・最初に会った時と、今回で・・・」


剛拳「２敗目・・・かよ。ちくしょう。」





剛拳「ながれちゃんのとこ、もどらなくちゃな。」










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・・・・。



「ここは・・・」








流剣「宿屋？誰かが運んでくれたのかしら。」


流剣「・・・・・。」



流剣「マチさん・・・。必死に抵抗してたわね。」







剛拳「あ、気がついた？」

流剣「アンタ・・・運んでくれたの？」

剛拳「意外と最初の街から離れてない場所にいたからね。」

流剣「ありがと。」

剛拳「・・・・。」

流剣「・・・・。」


流剣「お互い、悔しいわね。」

剛拳「あははは・・・わかる？」

流剣「どうせ黒服でもいたんでしょ。」

剛拳「ん。勝てなかった・・・。」

流剣「・・・・。」



(ｶﾞﾀｯ)






流剣「どこいくのよ。」

剛拳「また見つけ出して、次は勝つ。」


流剣「・・・・マチさんは、どう助けるのよ？もうすぐ彼女は黒服に、魔力も体も奪われるわ！」

剛拳「わかんないよ。」

流剣「はあ？」

剛拳「どうしたらいいかわかんないけど、じっとはしてられない。」

流剣「アンタ・・・。」


剛拳「わかってんだ。私バカだから、こんなことしかできない。先を見ずに突っ走ることしか。」

流剣「・・・・・。」



流剣「じゃあ、いきましょ。」





剛拳「ながれちゃん・・・。」

流剣「ずっとどんなときも一緒だって、約束したじゃない。アンタが暴走したら、ぶん殴って止めてあげるわよ。」

剛拳「あははは。それは勘弁かな。」


流剣(けど、まずいことに変わりはないわ・・・。ふたりの居場所も、マチさんを救う策も・・・。)