ドメディ「東!西!南!ぼくドメディ!!」
私はドメディ。
本来ならば天地鳴動士の式神として貢献すべきなのだが、なぜかシルファーさんに呼び出されては、わけもわからない挨拶を披露させられる。
そして挨拶が終われば
シルファー「戻りな。ドメディ。」
ドメディ(またか・・・・。)
いつも挨拶ばかりやらされては戻される。
さすがに納得がいかないため、直談判を試みた。
ドメディ「シルファーさん。なぜです!?」
シルファー「何がだい。」
ドメディ「わからないはずもないでしょう!毎回意味不明な挨拶をさせられては即退場。私はこうげき、魔法ができるのです!もっと活躍を・・・」
シルファー「ドメディ、アンタそのオヤジ顔はなんのためにあるんだい。」
ドメディ「は?」
シルファー「私はね、笑える外見を持ちながらそれを活かさないのは気に入らないのさ。そんなネタになる顔があるなら、皆を笑わせて鼓舞するんだよ!」
ドメディ「・・・・・よく、わかりません。」
シルファー「・・・・・ならアンタは今日からダメディだ。その顔を活かせるようになるまで呼び名は戻らないと思いな!!」
ダメディ「・・・・・・。」
・・・・・・・・
【その日の夜】
『あー!レベル上げ疲れたよな!』
『そうね。はやく宿で休みましょ!』
「とうっ!」
「とうっ!ざいっ!」
ダメディ「とうっ!ざいっ!なんっ!ぼくドメディッ!!!」
ダメディ「オヤジ顔の意味・・・・か・・・。よくわからないけどもう一回!とうっ!ざいっ!・・・」
『・・・・・・・。』