旅を通して見えてきたのは、欲望や争い、そして孤独。
皮肉にもそれが世界に生きる人らしさというものなのだが、歯止めが効かずにいきすぎてしまえば、待っているのは絶望だけだ。
【でも、道はひとつじゃないわ。】
え?
【力を手にしたり、欲に溺れてしまえば、おのずと視野がせばまり、本来歩むべきではない方向へ歩んでしまうわ。】
そうだね。けどいつだって諦めず、みんなで助け合えば、必ず可能性が見えてきて、それがきっと希望になる。
【ええ。神様だってすべてにおいて万能じゃないわ。時には誤った選択もしてしまう。】
【あなたは間違えちゃダメよ。私の力をあなたの剣に託すわ。その目で、その足で、その剣で正しい道を切り開いて。】
今度は剣の色が・・・。
いまのは分離体のお嬢だよな。なにやってんだあいつ。
【やめて】