シルファー「ちくしょう!ちくしょう!感情をそんなにうまくコントロールできりゃ苦労しねえよっ!」
戦皇「いきますよ。終わりか、それとも・・・!」
シルファー「ちくしょう・・・。」
ドルイド「なあ、シルファーや。」
シルファー「ちくしょう・・・・って、ドルじい!なにしてんだよ!」
ドルイド「よく思い出してみろ。今までの戦いを。」
シルファー「バカ!今あいつがヤベエのぶっ放してくるから!はやく逃げろよ!」
ドルイド「あの金髪の娘がこの場所を選んだのも、なにか意味があるのではないか?」
シルファー「それは・・・。」
ドルイド「あやつも、そしてお前さんもわかっておるはずじゃ。なぜわしらのような老いぼれがお前さんとこうして絆を結べたか。」
シルファー「それは・・・それはレベル上げで。」
ドルイド「いかにも。よいか?戦いは常に失うことばかりではない。お前さんも以前言っていたではないか。」
シルファー「戦うことで・・・結べる絆がある。戦いでしか心を開けない不器用さも、時には大事・・・。」
ドルイド「そうじゃ。これまで多くの戦いで失ったものも多いぶん、得たものも多いはずじゃよ。よく、よく思い出してみるのじゃ。そしてそれは、必ずお前さんを助けてくれる。」
シルファー「戦いのなかで、得たもの・・・。」
【剣をかざして。】
シルファー「えっ?」
【あなたが持つその剣は、敵を倒し、傷つけるだけの道具ではないわ。】
【いついかなる時にも希望はあると、そう信じてより良い未来を斬り開くためのものよ。】
シルファー「未来を、斬り開く・・・。」
【そう。戦い続けてきたあなただからこそ、その剣でみんなに未来を指し示すことができるのよ。】
【だから迷わないで、私の力を持っていって。そして未来を!】
シルファー「武器はただの道具じゃない・・・。」
シルファー「弱きを助け、未来へ導く力!」
戦皇「剣が変わった。」
ドルイド「うむ。」