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負けずぎらい

シルファー

[シルファー]

キャラID
: PM604-476
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 海賊
レベル
: 130

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シルファーの冒険日誌

2024-06-12 22:26:20.0 テーマ:写真活動

地の獄にも愛はある【後】


じごくのつかい「我々まものにも心はあります。剛拳殿の熱演、いたく感動いたしましたぞ!」

剛拳「いや、熱演とかじゃないし。てゆーかそもそもそっちがながれちゃんに化けるからじゃん・・・。」

じごくのつかい「はっはっは!それはそうですな!」




じごくのつかい「おや?」







『あっ、こんなところにいた!さすがに慣れない土地に来ると迷う・・・』







流剣「って、まものと何してんのよアンタ!!」

剛拳「あっ」

じごくのつかい「あっ」

「「ホンモノだ。」」


流剣「は?なに言ってんの?まずそいつはなんなのよ?」

剛拳「え?ああ。」








剛拳「こいつはじごくのつかいさんだ。」

流剣「いや、名前よりもなぜアンタといるか・・・」





じごくのつかい「じごくのつかいです。」

流剣「かぶせてこなくていいのよ。ムカつくわね。なんでごーちゃんと魔物が一緒にいるのかを聞いてんの!」

じごくのつかい「魔物ではなくじごくの」

流剣「もういいわよそれ。本当に地獄に送るわよ。」

じごくのつかい「!?」



(ヒソヒソ・・・)

じごくのつかい(ホンモノは実に怖いヒトだな。)

剛拳(わかる?いつも怒られてるんだよ私。鉄拳もセットで。)

じごくのつかい(ひっ・・・。)

剛拳(今度真似するときはそこも踏まえてね・・・!)

じごくのつかい(了解した。)


流剣「地獄行きの使いさん。」

じごくのつかい「改名しないで!実は・・・。」








流剣「えっと・・・じごくのつかいが私に化けてごーちゃんに近づいたらすぐに勘付かれたけど泣かれて。それに同情して今に至る?」

剛拳「まあそんなとこかな。」

流剣「まあなんでもいいけど。じゃあ、気が向いたらまた来るから。それまでには少しはマシな術を覚えることね。じゃ・・・。」

じごくのつかい「流剣殿!!」 

流剣「!!・・・・・な、なによ。」

じごくのつかい「照れ屋は性格ゆえ致し方ないが、たまには勇気を出して気持ちをぶつけてもバチは当たりませんぞ!」

剛拳「じごくさん・・・!」

流剣「アンタも感動してないで、帰るわよ。」

剛拳「ああっ・・・。またねじごくさん!!」

流剣「また会うことはあるのかしら?」







ーーーーーーーーーーー







剛拳「あーあ。天気が回復したと思ったらまた雨だね。」

流剣「急いで帰りましょ。」

剛拳「ごめんね。つまんないお散歩で。」

流剣「なに言ってんの。ほら、雨が強くなる前に・・・」







【流剣殿!たまには・・・!!】




流剣「んー。」




流剣「ごーちゃん。」

剛拳「んー?」







流剣「傘あるから、一緒に入って帰ろ?」

剛拳「じゃあ私は濡れても構わないからながれちゃん傘さしてなよ。」

流剣「・・・・アンタ側にも問題ありね。」

剛拳「え?」







おわり

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