俺「おっかしいなあ。千光ちゃんはどこにいるんだろうか?昨日の夜約束しながら、爆睡しちゃったからなぁ・・・もういないかも」
『貴様!なにをするかっ!!!』
俺「この声は・・・・・あっ。」
スラまる「熱いよう!熱いよう!やめてよう!!」
千光「そこは私が座りたい席です。」
俺「あ、千光ちゃんだ。」
カンティス「貴様なにをするかっ!今すぐにその花火をやめんか!」
俺「なにしてんの千光ちゃん。」
千光「あ、プレイヤーさん。見てくださいよ。スライムが椅子に座ってなんか意味があると思います?」
俺「そうだな。もっとやっちまえ。」
スラまる「うわああああ!!」
カンティス「おい貴様!こいつのプレイヤーなのだろう?今すぐにやめさせんか!」
俺「なんだとこの野郎?フェディーラ様は空とぶ翼をくれた!クリュトス様は造成地でのエネルギー供給を手伝ってくれた!お前は最後までなにもせず、人を貴様、貴様と・・・!千光ちゃん、やっちまえ!」
千光「ほら、スライムには止めてあげたです。」
カンティス「あっつ!あっつ!天使長にこのことは報告させてもらうぞ!」
俺「下界で花火くらいましたって?子供かお前は。」
カンティス「ぐぬぬぬぬ・・・!」
千光「戦わざるもの反論するべからず。です。」
俺「そういうことだ。行こう、千光ちゃん。」
千光「はいです。」
千光「あっ。あいつはこの前の・・・。」
俺「あー、ホントだなあ。」
『今日は1年に1度の甘え全開の日なんだ。』
俺「あいつ、連れがいたのかー。よし、千光ちゃん。」
千光「イエスボス!です。」
千光「そちらの彼女さん。」
【なにかしら?】
千光「こいつこの前、水色髪の女の子をナンパしてましたよ?」
【!?】
『ど、どうしてそれを!?』
【・・・・・・。】
俺「確か、草履で足を痛めた弱みにつけこんでナンパしたんだよなー。」
『だからなぜそれを!』
千光「この態度は反省の余地なし。」
千光「プレイヤーさん。花火攻撃の許可を。」
『いやいやすでにこっち向いちゃってる!あつっ!あつっ!!』
【どこの誰だか存じませんが、ありがとう。】
俺「あっちにスライムと水色髪の男が一回100ゴールドで殴られ屋をやってるから、ストレス解消に行ってみたら?」
【はい!】
千光「いやあ、良いことをした後は気分がいいですね、プレイヤーさん!」
俺「いや、人に花火を向けるのはよくないよ。」
千光「裏切らないでくださいよ!!」