前回に引き続き、3項目。タゲについてです
タゲ確認やターンエンド、押し合い反撃についての詳しい解説はについては4項目でやります。ここではタゲについてのみです。
端的に言うとタゲとは攻撃ターゲットのことです。
このタゲがわかると、タゲに対する攻撃が実行される前に壁の後ろに逃げれば攻撃を受けることなく逃げることができます。これをタゲ下がりと言います。
故にタゲ確認とタゲ下がりが出来るばあい、後述するターンエンド攻撃以外は相手は何も攻撃できなくなります。
つまり、タゲ確認とタゲ下がりが完璧なプレイヤーが3人集まれば、ほぼノーダメージで勝つことができます。しかし現実で言うと、アタッカーがタゲ下がりするということは、タゲ解除されるまで攻撃に参加できなくなり、大きなダメージの損失となります。厳密には前衛が一度タゲ下がりすることで総合的に約2~3000近くのダメージが与えられなくなります。
そこで前衛はタゲだと分かっていてもあえて攻撃を食らい、攻撃に専念するという戦法も一般的です。しかし、何らかのミスで壊滅的状況に陥った場合、このタゲ確認で著しく被ダメージを抑えることが可能であり、PT再起のテクニックとして覚えておくことも重要です。
どこでもタゲ確認タゲ下がりすれば良い訳でもありませんし、全くしなくて良い訳でもないです。それを覚えておきましょう。
次項でタゲ確認について詳しく触れるのでここでは軽く触れます。
モンスターは敵の誰に対し攻撃するか、攻撃する前に決まっています。モンスターが攻撃対象を決定すると、その攻撃対象の方向を向きます。
しかし、ここで対象を選ばない特技を行う場合はその挙動は行わず、最も近いプレイヤーに体を向けることになっています。
ともかく、敵は行動の直前の数秒で、誰かしらほぼ必ずプレイヤーに体を向けるという習性があります。
ほぼ、と書いたのは理由があります。例外も当然あるということです。
一部のモンスターやボスには、特定の特技を使った後に行う行動が確定している特技があります。
これらについては、プレイヤーに体を向けません。例えばスコルパイドが良い例です。強さ1と2は、円陣殺の後には確定で使ってくる特技があり、それは対象指定しない特技ですが、最も近くにいるプレイヤーには体を向けずに、円陣殺を使用した時点での体の向きのまま次の攻撃を行います。ただしこれらにおいて、タゲを指定する特技が続く場合は体をそのプレイヤーに向けます。メイヴのギガデインがその例ですね。
そういう一部の例を除き、基本的にモンスターは攻撃の前に体の向きを変える、という訳ですので、タゲの判定方法は体の向きで判断するわけです。
ここで重要なのは、対象をとる攻撃なのか対象を取らない攻撃なのかがわからないことです。
一見するとどちらも同じ挙動を取るのでわかりませんが、高確率で判別できる方法があります。
高確率というのは理由がありますが後述します。
まず
1.敵が行動を終える
2.敵がターンが溜まるまで数秒待つ(ここで体の向きを変える)
3.向けられた方向にいる人が敵のターンが溜まる数秒以内に真後ろに下がる
3の時点で敵の体の向きが変わった場合は、敵の行動が対象を取らない行動の可能性が高いです。ここで変わらない場合は対象を取る行動の可能性が高いです
4.真後ろに下がった後に敵が歩き出し、壁による移動干渉で動く→自分か元々下がっていた人がタゲになる。
5.下がった人が、壁がすり抜けない程度に左右に動く→敵が向きを変えながら歩いている場合は下がった人にタゲ、変わらない場合はタゲじゃないのですぐに壁に戻る
慣れた人ならこの1~5までを2~3秒で判断します。左右に動いてタゲ判別する際には壁更新で移動する方向に走っていくと、タゲじゃないときに壁に入るときにスムーズに入れます。
さて、高確率で、といった理由を説明します。
一部の方は、対象を取らない行動だと思ったら通常攻撃された!だとかの経験があると思います。逆にタゲられてたと思ったのに対象を取らない行動だった、とか。
ただこれらは高頻度ではなく、本当にたまに、という感じだと思います。
これらの原因は、モンスター側の制限行動が原因であると言われています。
説明が難しく、あまり周知されていない内容ですが解説しているサイトもあるので、詳しく知りたい方はそちらをどうぞ。タゲとは関係ない内容なのでここでは省きます。