二つ目
まずターンの仕組みについて詳しく書きます。
敵にはターンゲージ(行動直後から次の行動を始めるまでの時間)
ターンエンドゲージ(相撲成立後からターンエンド攻撃するまでの時間)
押し合い反撃ゲージ(実際はターンエンドゲージと同一ですが分けて書きます)があると考えてください
ターンゲージが溜まる数秒(大体3~5秒)は敵が歩かず、この間に押してしまうと押し合い反撃ゲージが溜まります。約2秒ほどで押し合い反撃が発生します。
ターンゲージが溜まった後に相撲を行うとターンエンドゲージが溜まり始めます。このターンエンドゲージは7~8秒で必要分が溜まり、15秒になるとターンゲージとターンエンドゲージが0になり強制的にターンエンド攻撃が発生します。
しかし、ターンゲージが0になる、つまり敵がタゲに追いついて攻撃を行っても、ターンエンドゲージは0になりません。そして、7~8秒でターンエンドゲージが溜まってしまっていると、タゲに攻撃を行った直後にターンエンド攻撃も行ってしまうのです。
また、もしここで7~8秒以下であれば、ターンエンドゲージは普通に0にリセットされます。
スコルパイドの10~14秒受けはこの仕様を逆手に取ったテクニックと言えます。
通常15秒より前にタゲが攻撃を食らう状況とは、壁更新の失敗が殆どです。この中途半端な失敗が起きると、タゲ攻撃→エンド攻撃と連続行動をしてしまいます。下手すると半壊します。そのため下手に壁するよりは全員張り付くほうがいいボスもいます。
しかし、スコルパイドではむしろそれを前提とし、わざとタゲがエンド攻撃の発動する8~15秒の間に攻撃を受けに行くのです。
これが如何なるメリットがあるかを説明します。
まず、このテクニックを利用することで、敵の攻撃は通常の攻撃(スコパが歩きだす=通常攻撃か○○・スコルピオ)→ターンエンド攻撃が確定してしまいます。つまり敵の行動をこちらから制限してやることが可能なのです。
流れとしては、壁成立→前衛壁更新しつつ3回攻撃→タゲは前衛の2回目の攻撃の直前くらいのタイミングで攻撃を受けることを合図→前衛が3回目の攻撃をする直前に攻撃を受けに行く→タゲへの攻撃モーションが発生してから終わるまでに前衛は3回目の攻撃を済ませて即座に下がる→タゲは攻撃モーションが始まった直後に距離を取りその直後のエンド攻撃を避ける
という感じです。
タゲへの攻撃に対してはHPリンクで耐え賢者が回復、その直後のターンエンド攻撃は、直前のタゲへの攻撃自体の「数秒の間隔」が発生することで、壁をしていたプレイヤーはその時間を利用して予め下がり、確実に回避することが可能になるのです。文字を見る前に下がることさえできれば回避できるので、これによりギリギリまで3回攻撃可能になる、ということなのです。
しかし重要なのはもう一つ。攻撃の受け方です。
スコルパイドのスコルピオ系は小範囲攻撃なので、前衛の真後ろから近づけば前衛を巻き込みます。これを回避するために攻撃を受ける方法は二つあります。
一つは前衛がわざと壁を外す方法。もう一つはタゲが自ら壁を外しに行く方法です。
一つ目はお勧めしません。壁を外す手間で3回目の攻撃が難しくなり本末転倒です。
以前書いた通り、壁の後ろにはタゲが移動しても壁が外れない安全地帯と称して約90度ほどの扇状範囲があります。逆に言えば、わざと壁を外すならばその範囲外、つまり敵の横に移動すればいいのです。
しかし同様に以前書いたように、壁が間隔をあけて壁をしていると、壁は外れにくくなります。このテクニックを活用する場合は、壁が外れやすい方向へ行かないといけないです。
きちんと壁更新して前衛が後衛の真正面にいるなら右左どっちでもいいんですけど、全員そうとは限らないので時計回りの壁更新ならば左から近寄っていく方法がやりやすいと思います。この辺は前衛の癖や行動を見て臨機応変に左右を変えてください。
もちろん右から近づいて攻撃を受ける場合、敵はステージ隅に向かっていくことになるので、次の壁に入りやすくなります。きちんと出来るならば壁更新をやって、タゲが右から近寄っていくというのがベストだと思います。
長くなり過ぎた上にタイトルの話題関係なく殆どスコルパイドの解説になりましたが、大体こんなところです。まぁ現在のスコルパイドのテクニックは実はターンの仕様を逆手に取ったテクニックだとわかってもらえればなと思います。
質問があれば気軽にどうぞ