※皆さんいいねありがとう。いいねは元気玉です。
アスフェルド学園に入るつもりはなかった。脇道に入っているような(現実の)時間もないしね。
けど、報酬として大竜玉がもらえるという噂を耳にして、ああ、それはちょっとほしいかなと思ってしまった。それがいけなかった。うっかり覗きにいってしまったじゃないですか。ほんとにもう。魔が差しちゃったよ。
魔が差したといえば……これは、ほんとうに魔が差したとしかいいようがないのだけれど、その、こう……ねえ? 顔も姿も変えて入学できますと言われたもんだから……。
うっかり女子になってみてしまいました。
ハズカシイ。嬉しい。でもハズカシイ。なんだこれ。
ざざっと容姿を選択してみたところ、なんでかわかんないけれど、「少女漫画に出てきがちな主人公の親友ポジション」みたいなキャラクターができあがりました。全体的にかわいくはあるけど微妙にバランスが悪い。別にいいんだけど……。
その自分女子が、肘をまげてぶりぶり走っているのをずっと見ていたら、なんかすっごく楽しくなってきました。女子キャラを使う男性の人々ってこんな気持ちなのか。なるほどぅ。
で、おためしのつもりで1話だけやってみようと思っていたのだけれど。
気がついたら、7話まで全部読み終えていました。
なんかね、なんかね、楽しかったの。
いやー、楽しかった。
このコンテンツが、不評だというウワサを、あちこちで耳にしているのだけれど、その意見はあんまり理解できないし、賛同しない。
私は、これはいいものだと思ったよ。
もちろん、瑕疵ははいくらでもある。シナリオが古い(20年くらい前のあかほり先生が書いた感じ)とかね。
でもね、そんなことはどうでもよくなるくらい、これは、「可愛くできてる」。
単にモーションが可愛いとか、そういうことじゃなくて、全体的な雰囲気がかわいい。
それが一番たいせつなことで、そして一番むずかしいことなんだ。
可愛く仕上げるのは、ほんとうに困難で、これはそれに成功している。
ドラクエのシステムと予算とサーバとキャラクタセットを使えばこれがやれるというのは、これは発見だなあと、私は感心して読みました。これが作れるというのは、ひとつの豊かさではないですか。
いろいろ面白かったのだけれど、ドラクエシリーズ随一といえるくらい、ぱふぱふがきわどい使い方をされているのは、特筆すべきことかもしれない。ネタはだいたいいつも通りなのだけれど、扱い方がきわどくていい。
私は、浜辺のわかめ女子と、ハウジング同好会にいる毒ジャムパン焼き女子の、ファンになりました。毒ジャムパン女子のほうは、最新シナリオの登場キャラだったこともあって、頭上に青い名前をつけた男子どもがわいわいと群がっており、「あ、ちっくしょう、かわいいからもてるんだな」と思ったりした。単にみんな、フラグ消化のために話しかけにきているにすぎないのだけれど、なんか知らないけれど、男どもが群がっていて悔しいような焦るような気持ちになったな。何だろう、この気分。
マルチプレイオンラインで、もしハ-ドコアなギャルゲーを作ったら、本気で死人が出るかもしれないな。怖い怖い。