バージョン4に登場予定の謎のロン毛の剣士はイレブン君じゃないよ! ということが安西Dにより明言されました。
ネット上で、「長髪剣士=闇落ちしたドラクエ11の主人公」説というのが一時盛り上がっていたのです。でもそうじゃないことがわかった。
さて。
謎の長髪剣士さん。イレブン君じゃないのなら、その正体は何なのでしょうね。
(ネタバレ注意。以下、バージョン3の結末を開示)
(バージョン4に関する先入観を持ちたくない人もここで止めるのを推奨)
一拍あけておきます。
(o`・ω・)b⌒☆ イイネ!
謎の長髪剣士さんの正体は何なのか。
もちろん「正体なんてない」でもいいんです。バージョン4で初登場した新キャラですというのでも、全然いい。
でも、仮に「正体がある」としたら。
というか、もし、バージョン4のお話を「わたしが書くとしたら」、どういう「正体」を設定するだろうか。
まず、バージョン3のラストで、宙に浮いた「創世の霊核」を、とつぜん持ち去った謎の人物がいたわけです。
あの人物と、謎の長髪剣士さんは、同一人物のように(わたしには)見えました。仮に、この人たちを同一人物だとします。
この人は、「現代の」「ナドラグラムで」「ナドラガが討伐されるとき」、創世の霊核が一瞬だけ誰のものでもないフリー状態になることを知っていたっぽい。その一瞬のために待ち伏せていて、ひょいと霊核を自分のものにした。
たぶん、この人には、何が何でも絶対になしとげたい目標があって、そのために創世の霊核が絶対必要だったんだろうと推定できます。
その目標とはなんだろう。
もちろん、可能性としては、この人は悪役で「ふははは、これさえあれば何でもできるぞう」……というパターンもあります。が、この人は顔がいいので、「本質的には善玉」だと考えることにします。
創世の霊核は、例えばマデサゴーラが所持すれば、「レンダーシア大陸をまるごとコピーして、空間の狭間に設置する」ことすらできるものです。言い換えれば、「擬似的に世界創造を可能とする」もの。明言されてたかどうかわからないけれど、創世の霊核とはたぶん、ルティアナが無からアストルティアを創造したときに使ったチカラ」のカケラだと思います。
そんなものがないと実現できない、善玉が考えそうな、大それた目標。って何。
それはジャコヌバの撃退だろう……と、私の物語脳は考えるわけです。
前回のレベルキャップ解放イベントで、巨大プクリポの人が「大いなる闇の根源ジャコヌバとの決戦は近いぞよ」的なことを言っておりました。次のストーリーの中心になるのはどうしてもこれだろう……。
が。
創世の霊核に「ジャコヌバむかつくから消して」とお願いすれば、ジャコヌバが消えるのかといえば、そうではなさそう。
だって、ジャコヌバという奴は、創世のチカラの大元である女神ルティアナが一騎打ちをしてようやく相打ちに持ち込めたほど奴で、しかもその戦いでルティアナは肉体をまるごと失うほどのダメージを受けています。
ルティアナのチカラのカケラが手のひらサイズ一個残ってたからといって、どうなるものでもないっぽい。
そこで、
「創世の霊核に何を願えば、ジャコヌバを倒せるのか」
という話になってくる。
こうすればいいんじゃないか。
「女神ルティアナと五種族神の、失われた肉体を復活させる」
創世の霊核は、無のなかから大陸ひとつを作り出すチカラを持っていた。そのチカラを使って、神々の身体を再創造すればいい。
ルティアナと五種族神に身体があれば、つまりは、前回ジャコヌバと戦ったときと同じ条件でもう一度戦えることになります。もういっかい戦えば勝てるかもしれないし、少なくとも相打ちには持ち込める。
さて。
仮に上記の創造をOKだとすると。
「そんなことを思いつき、実行にうつしそうな人物って誰だ?」
その設問に対する、私の解答案は、
「勇気の神グランゼニス」
バージョン3をクリアしたとき、後で見返せるように動画をとっていたんだけど、見直してみると、グランゼニスだけは「肉体を失った」と言われていない。他は全員肉体を失っている。
母と兄弟の身体を取り戻したい、というのは、個人的な願望としても納得できる。
で、他の目的のために創世の霊核を使いたい主人公(私たちだ)とグランゼニスとの間で対立が発生する。ルティアナの託宣が降りてきて、「神々の時代は終わった、ジャコヌバとの戦いは人類にゆだねるべき」という意思が述べられる。主人公たちが神々の助力を得てジャコヌバを倒しに行く……。
というあたりが、「私がシナリオライターだったらこう書くかな」というアイデアです。