「聖守護者の闘戦記」の情報が、ドラクエTVで初公開されたとき、
「あーしまった、この話、もっと早く言っておけばかっこよかったかもしれない」
と思ったのです。
今更だけどその話をします。
クエスト『聖守護者の導き』
http://hiroba.dqx.jp/sc/topics/detail/dc513ea4fbdaa7a14786ffdebc4ef64e/
リンク先、クエスト『聖守護者の導き』という欄に、イメージイラストが掲示されています。ドラクエTVでこのイラストが初公開されたのですね。
で、ここに描かれているおかっぱ頭の民族的な少年を、私は見た瞬間に、「これはきっと闘神ラダ・ガートだ」と思ったのです。
この想像が、当たっているか当たっていないかは知らないけれど(どうでもいいし)、とりあえず「ラダ・ガート=人間説」というのは、けっこう前から私の中にありました。
なんでその説が私の頭の中に浮上したのかという経緯を、ちょっとだけメモしておこうかなと思って、今これを書いています。
(フタをあければ全然違ってるかもしれないですけれどね)
まず、「ラダ・ガートさんはいったい何者だ」という謎があって、私はわりと前からそのことにひっかかりを覚えていました。
・ラダ・ガートはガートランドの建国王である。
・ガートランド城のある巨大な岩山に砦を築き、モンスターの攻勢から人々を守って戦った英雄らしい。
・グレンのガミルゴ王とは親友同士らしい。
・ガミルゴとラダ・ガートは、グレン西にあった孤児院で一緒だったらしい。
作中で見つかる、ラダ・ガートに関する情報は、このくらい。うろおぼえで書いているから、他にも多少あったかもしれないけれど、重要そうな情報は上記くらい。
ポイントとして重要なのは、「過去グレンに行っても、ラダ・ガートには会えない」ということ。
ラダ・ガートの姿というやつは、一切、描写されないのです。
私はそれが気持ち悪くて、
「何か、仕掛けがあるな」
ということは、漠然と思っておりました。
ミステリーの手法では、「存在はほのめかされるのに、姿は一切現さない」というキャラクターがいる場合、それは、
「そんな人物はそもそも存在しない」か、「誰かが一人二役を演じている」か、「容姿を知った瞬間、何ですと!? と驚くようなギミックが意図されている」か、そのどれかです。
ラダ・ガートの設定を起こしたのはおそらく藤澤仁さんで、この人はそういうトリックは好きそうだ。
ひとつ有望そうなトリックとしては、
「ふつうに読んだら男性だと思い込むように書かれているが、じつは女性だった」
というパターン。
このパターンはドラクエのナンバリングシリーズで数回使われているので、可能性は高い。ネタバレになるのでどのドラクエの何のイベントかは言わないけれど、このネタが初めて使われたイベントを書いたのはたぶん藤澤仁さんだと私は思うので、「もう一回使ってきた」としてもおかしくない。このパターンの場合、「闘神ラダ・ガートは女帝だった」ということになる。
その場合は、「ラダ・ガートは猛将のように言い伝えられているけれど、じつはゼラリム姫みたいな人格だった」みたいな意外性があると、おもしろくなる。
そのパターンかな、と、わりあい長い間考えていたけれど、ある日別の要素がぱっと目に入ってきました。
それで、「あ、こっちのパターンもあるな」「こっちのほうが魅力あるかな」と考え直したのです。
その話をしようと思ったのだけれど、文章が長すぎるようなので、次回に続く。
続き
http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/231529396884/view/5217756/