自前の試練のみでこつこつレベルをあげていた、サブキャラの踊り子がレベル90になった。そろそろ、短剣二刀流で火力がだせるころあいだ。
レベル90の短剣は天河のジャンピーヤ。バザー価格、たっけぇな。白箱で取りに行きました。闇の領界の塔で、ミステリドール狩り。1時間ほどかかって2本確保。ついでにミステリドールの書も手に入れておきました。
おお、と思ったことがある。
それはミステリドールの、死ぬときのモーション。まず左足がボトッと落ちて、それから全身がガラガラと崩れる。おお、わかってる、とめちゃめちゃ感心した。
ミステリドールは遮光器土偶という実在の土偶がモチーフになっている。いちばん有名な遮光器土偶は亀ヶ岡遺跡から発掘されたやつで、東京国立博物館所蔵、重文。歴史の教科書や資料集に載っているのはたいていこれね。
この亀ヶ岡出土の遮光器土偶は、左足がまるごと欠損しているのです。
土偶というやつは、たいていの場合、欠損した状態で発見されます。当時の人々が意図的に(宗教儀式等のため)破損させたものだと考えられています。この遮光器土偶も縄文人がわざと左足を破損させたものです。
それがモーションで再現されている。ミステリドールのモーションを作った人は、土偶がわかってる。
仲間モンスターとしてのミステリドールが実装されたとき、固有スキルライン名が「ハニワ」なのを見て、
「これは土偶だろ、間違ってるじゃないか」
ということがちらちらと掲示板方面やらブログ文壇方面でささやかれているのを見たのだけど、間違いなわけぜったいないよね。明らかにわざとです。「土偶なのにハニワw」というつっこみどころを作っているのです。こういうはんなりしたユーモア、私、好き。
ドラクエ10は、ときどきネタ元がハイブローで驚くことがある。こないだも、賢者の職業クエスト名「ドルマ★レッスン」が、プッチーニのオペラ曲「ネッスン・ドルマ」のもじりだと気づいてびびった私です。微妙にぎこちないタイトルだと思ったらどうりで……。