唐突に引っ越しをしたのです。
といっても、アズラン農村からアズラン農村への転居で、番地まで同じなので環境的変化はほぼなし。
じゃあなんで引っ越したのかというと、その丁目の隣にある静かなる湿原地区が全番地まるまる空いていたから。つまり、あちこちの住宅村に散らばっているサブキャラを、全員、同丁目の農村と湿原地区に集めたのです。
そのまま引っ越し機能(既存のハウジングをそのまま新住所にコピーできる)は便利ですねえ。この機能がなかったら、引っ越してなかった可能性が高いです。「ハウジングそのまま新居に移築できるようにしてくれ」というリクエストをユーザーアンケートのたびに書いてた甲斐がありました。
そういう人がいるかどうか知らないけどうちのルーラを登録してる方やお招きの翼を持ってる方はたぶん旧住所に飛びます。新住所にご用の方は冒険者の広場からご確認を(フレンドのみ)。5ケタ全数字が奇数のなかなか陽気な丁目です。
●私の住宅遍歴
アズラン農村の3番地にずっと住んでいます。
ごく初期に一瞬だけアズラン農村5番地に住んでいて、それから3番地に引っ越し、それ以外に転居歴はないので、生粋の農村S土地在住庶民ということになります。なぜと聞かれれば、遺伝子に「農民」と書いてあるからとしか……。
なぜ農村3番地かというと、私調べでは、全住宅村の全番地で、出口への距離がいちばん短い物件だから。
いまはメガルーラも実装されているし、ルーラストーンもたくさん入手できるから、自宅から別の場所へ行くのはルーラでいいけれど、昔はそうではなかったから、住宅村からサッと町に出られるかどうかは重要でした。
さらにいうと、サッと出た先に酒場があるか、ないかがだいじで、その点アズランは良かったのです。グレンもその点最高だったのだけど、当時グレン住宅村は一等地。土地の出物がなかった。
●どこなら住めるのか
そのようにして農村3番地に住み始めたわけだけど、アズラン農村はおせじにも便利な住宅村じゃあない。
だから、これまで何度か「便利な場所に引っ越したいな」と思ったことはある。「引っ越すならどこがいいかな」とリサーチをかけたりもした。
その結果、わかったことは、私は根がへんくつなので「ここには絶対住めない」という地区がいくつかあるということだった。
ひとつ例をあげれば、「おごそかな林道地区」は景観が美しい住宅村だといわれているけれど、私はちょっと住むのが難しい。樹木が上から覆い被さってくる感じがどうもつらいし、移動も狭苦しい。
段差があるマップがどうも苦手だ。
農村と湿原以外で住めそうな場所は、ジャングルか浜辺か採掘だということがわかってきた。
つまりは、地形が平坦で、見通しがよく、細い道なんかがなくて広々と移動できるマップじゃないと嫌だという癖を私は抱えているみたい。
その上で、サブキャラを全員一カ所に集めたいよねとなると、消去法で農村・湿原になるよね。私がここに住んでいるのは必然なんだなと納得してしまった。
●湿原のポテンシャル
サブキャラ2を湿原1番地に住ませてけっこう長いのだけど、当初は、「こんな陰気な場所、いったい誰が住むんだ」と思っていた。ひたすらじめじめしているし。誰が住むんだって、まあ自分が住んでいるのだけど。
でも長く住んでいると、湿原の良さがじわじわわかってくる。静かだし、これはこれで、美しい景観じゃないかと思えてくる。
1、2番地の利便性も広く知られるようになってきたのか、空き土地検索してみると、最近は湿原も結構土地が埋まっていますね。じつは、まるまる一丁目空いてる場所を探すの、けっこう大変でした。
丁目をほぼ買い占めたので、5番地のM土地には大きなお城の家を建ててみました。うすぐらいへんぴな場所に、お城が建っているのって、ミステリアスで素敵だ。
●農村の土手で寝そべりたい
結局、アズラン住宅村から出て行かない理由は、農村の景観を愛しているからなんだ。土手の斜面でしぐさ「ねる」をして時間をつぶすのも、川っぺりで水が流れるのを見るのも、川向こうの山の稜線から太陽が出て、逆側の稜線に大きな月が沈むのを見るのも好きだ。便利な土地は他にいくらでもあるけれど、ハートにしっくりくることより優先される利便なんてないよな。