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知の祝祭の攻略者

アラタ

[アラタ]

キャラID
: YA810-835
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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アラタの冒険日誌

2023-02-21 22:09:52.0 テーマ:モンスター・ボス討伐

当たり武器とハズレ武器があるのはなぜか(下)


 3回目です。

 1回目はこちら。
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/231529396884/view/7393538/
 2回目はこちら。
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/231529396884/view/7394294/

●扇の場合

 扇賢者や扇天地の場合、明確な当たり武器はプロセルピナ。攻撃魔力がついているし、属性ダメージアップもついていて、攻撃魔法がのびる。

 でも前述のとおり、次以降の扇でどんどんダメージアップさせていくと問題がある。

 扇の明確なハズレ武器はラクシュミー。属性アップがついているのに攻撃魔力がついてないというミスマッチ武器。もちろん、扇賢者のDPSを抑える意図だ。

 だけど、ラクシュミーは(扇では初めて)回復魔力がついてる。扇で回復賢者したいというマイナーニーズにとっては最適武器となる。私はラクシュミー賢者めっちゃ使いました。

 一方、物理の踊り子にとっては攻撃魔力は関係ないので選択肢に入る。ピンクタイフーンやフォース時のダメージが上がる。
 賢者、天地にとってはハズレ武器だが、踊り子にとってはそうではないという形で、戦闘力インフレを抑えつつ別職のニーズに応えている。

 いっけん、性能がミスマッチに見える新武器が追加されることはままある。

「買わない人はこの武器まったく買わないが、かわったニーズを持ってる人は買いたい武器」
 というのは、戦略的に追加されているとみるのがいいと思う。

 買うか買わないかをユーザーに完全にゆだねている。新武器を買ってパラメータを上げるか上げないかをユーザーの選択にゆだねる。

 ゆだねたうえで、全プレイヤーをマクロでみたときの戦闘環境全体としては、パラメータの上昇を抑制する。


●頭のいい鎌

 私がすごく感心してるのが鎌の設定のしかた。
 鎌は物理職の魔剣士と、魔法職のデスマスターのメイン武器。

 鎌のバージョンアップは基本的に、魔剣士向け→デスマス向け→魔剣士向け、と交互にきている。魔剣士にとってもデスマスにとっても、武器更新は一回おき。

 それってつまり、半年に一回の戦闘力上昇を、とても自然なかたちで1年に1回に抑えることができている。


●頭がいいといえば

 プレイヤーのレベルアップ上限と、最新武器の最高装備レベルが離れている(武器装備レベルのほうが低く抑えられている)のも理にかなっています。

 プレイヤーのMAXレベルと最新武器の装備レベルを一致させてしまうと、その装備を持ちたいあまりに必死でレベルを上げなければならなくなってしまう。
 必死でレベルを上げられてしまうと戦闘力インフレ要因だし、めげちゃうので、そうでないようにしている。


●コインボスなども

 エビルプリーストが弱いというので、馬鹿にする人も見かけたのだけれど、同じ。

 邪教司祭の勲章はHPが上がる重要なアクセ。こいつを「レベルMAXのプレイヤーにとって歯ごたえのある強さ」にしてしまったら、いまレベル育成中のプレイヤーには、いつまでたっても手が届かない。

 だから、ほどほどのレベルの人でも頑張ればクリアできる強さに塩梅されている。


●断罪のゆびわと斬魔の緋大剣

 斬魔の緋大剣に悪魔特効がついていて、アウルモッドの最適武器になってるでしょう。あれもいい。

 アウルモッドに特効があることで、「すごい威力だ、強くなった!」という成長体験が提供されている。

 けれどその効果は悪魔系にとどまり、他の系統に対してはそうではないため、プレイヤー層の平均値としてダメージ量は、体験ほどには大きくなっていない。

 断罪のゆびわもそうで、特定のボスに対しては猛威をふるうが、マクロなプレイヤー層全体の戦闘力に対しては、大きく影響しない。ピークの体験は大きく、実態の平均値への影響は小さく、という原則にかなっている。


●締め

 私は、新武器の性能のムラから、例えばこういうことを考えますけれどというお話でした。
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