盟友の皆さんこんにちは!グランゼドーラ王国第一王女、そして当代の勇者アンルシアです!
今日はこちらのスタジオから、これからの季節に役立つクレーム・パティシエール(カスタードクリーム)の作り方を紹介するわ!
皆さんはカスタードクリームといったら、何を想像するかしら?クリームパン?シュークリーム?
実はカスタードクリームってそれだけでも十分美味しいのだけれど、他の素材と合わせることでもっと美味しくすることが出来ます。
例えば、カスタードクリームとクレーム・ダマンド(アーモンドクリーム)を合わせるとタルトの土台に使えるし、クレーム・シャンティ(甘いホイップクリーム)と合わせればケーキやシュークリームにも使えるの!
こんな感じでカスタードクリームを作れるとお菓子作りがワンランクアップするので、ぜひ覚えてみてね!
それでは早速やっていきましょう!
まず、お鍋に牛乳とバニラビーンズのさやと種を入れて火にかけます。その際に少しだけ砂糖を加えることで、牛乳に膜が付きにくくなるわ!
次にボウルに卵黄とグラニュー糖を入れて素早く清潔なホイッパーで混ぜましょう。特に卵と砂糖を合わせたらすぐに混ぜて!そうしないと卵が固まってしまうの!何故固まるのかは知らないわ!
次にボウルの卵黄が白っぽくなるまでホイッパーでしっかり混ぜます。これをブランシールと言います。こうすることで、卵に熱い牛乳が入っても固まらなくなるので安心ね!
卵黄が白くなったら、そこにコーンスターチと薄力粉を加えます。ここでは粉に水分をしっかり含ませてあげましょう。そうしないと、後でクリームがダマになるからよ!
もし心配ならお鍋の牛乳を少しだけ加えてもいいわ。
さて、ここまでやったら牛乳が温まるのを待ってから卵と合わせていきます。熱い牛乳を一気に入れると卵が固まってしまうかもなので、少しずつ卵になじませます。
全て合わせたら、ザルなどで裏ごししながら鍋に戻します。そしてここからが一番重要なのだけれど、カスタードクリームを炊く作業になります。
そうなの。カスタードクリームって牛乳と卵と粉に火を入れてクリーム状にしたものなのよ!
それでは清潔な耐熱ヘラを用意して、アパレイユ(材料)の入った鍋を強火にかけましょう。ちょっと不安なら少し火力を落としてもいいわ!
とにかく、ここからはひたすら混ぜ続けてね!炊き終わるまで中断できないので頑張って!
火にかけて混ぜ続けると、最初はシャバシャバなのだけれど、火が入ってくるとモッタリしてきます。ここで卵に火が入ったことが分かったわ!でもここで止めてはダメ!
何故ならまだ粉に火が入ってないから!この状態では艶が無くてヘラですくってもボテボテしているわ!まだまだ額に汗を感じながら混ぜ続けます!
するとどうかしら。だんだんとアパレイユに滑らかな流動性が出てきました!粉に火が入ったからよ!艶も出てきていい感じ!ここまで来たら火から離してOKよ!でもまだ混ぜ続けてね!
これをしながらバターを加えます。ただし一点、熱いクリームの油脂分に冷たいバターの油脂分が合わさると分離してしまうことがあるので気を付けてね!
かく言う私も以前、せっかく上手に炊けたクリームにバターを加えたら分離してお団子みたくなってしまったの。で、頭にきたのでラップに包んでバルコニーから外にぶん投げてやったわ!皆さんはマネしないでね!ウフッ
さて、炊き終わったら清潔なバットに移して隙間のないようにラップをして急冷するのだけれど、これは雑菌の繁殖しやすい40度~20度の温度帯をなるべく短い時間にしたいからなの!
キチンと冷めたら冷蔵庫に入れて冷やしましょう。カスタードクリームは冷えるとプルンプルンに固まります。今度はこれを清潔なヘラなどでほぐしていくのだけれど、結構な力仕事になるわ!というか、炊くことも含めてカスタードクリームって力仕事なのよ。
だから私もお料理できる人に出会いたいものだわ~♪だって父であるグランゼドーラ王なんて母である王妃に「スタンプばかり押してる」って小言を言われているんだもの!ウフッ
ちょっと、話が脱線してしまったのだけれど、頑張ってほぐせたら滑らかなクリームになるはず!これでパーペキなカスタードクリームの完成よ!
あとは用途に合わせて色々な使い方を楽しんでみてね!
あ、そうそうレシピは概要欄に記載しようと思ったのだけれど、面倒くさいからやめたわ!ウフッ
じゃまた会いましょ!