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蒼鎧両断の大英傑

キングカズ

[キングカズ]

キャラID
: RQ489-262
種 族
: ドワーフ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 138

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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キングカズの冒険日誌

2025-08-03 10:37:20.0 テーマ:モンスター・ボス討伐

デルメゼとの戦い 第11回  ~白目で見守る勝利の行方~

本日のメンバー
・賢者  もにか様   全てを見通す神の眼差し
・踊り子   やまさん   華麗なる舞
・まものつかい   あずにゃんさん  ムチの音は戦場に響く号令
・まものつかい   私   量産型ツメザク今日はムチ


デルメゼ前に集う静寂のひととき。
すでにこの時点で私はうっすら白目を剥いていた。
なぜなら神(もにか様)がいたからだ。

戦場に神が降臨する時、、それは誰かが試される時。
いや正確には───たいてい私が試される。

ここ数日デルメゼから遠ざかっていたのと
もにか様の存在が手汗を余計にかいてしまう。
イージーミスも多い。
しかし3のデルメゼくらい慣れてきた事もあり
8分台で沈めてしまう。さすがもにか様。
存在だけで違う。

サラッと終わり意外と平和に終わったと思った時
もにか様「カズさん蠍4勝ちました?」危険な予感。
私「いえ勝ってません」
もにか様「よーし、今日はカズさんの称号取りに行こうか」

その声はあまりに自然で、優しくて、
まるで子供を遊園地に連れていくお父さんみたいだった。

───だが違う。
行き先は遊園地じゃない。
私「(あんまり慣れてないから怖い)」言葉に出来ない恐怖との戦い
口には出せなかった。出したら負けな気がした。
というか神を前に断れるわけがない!

そうして私は気がついたら戦場にいた。
ツメは持っていた。
でも今日はムチだった。

思い出す余裕もない。とにかくスコルパイドが硬い。痛い。毒い。

「今、何が起きてるのか分からない…」
まるで初めてパラシュートなしで空から落ちた気分だった。

やまさんの舞が散る。
あずにゃんさんのムチが響く。
もにか様の奇跡にすがる。

……私は白目だった。

白目で立ち位置を探し、
白目で技を選び、
白目で床を舐めた。

ターンはある。
でも選択肢が見えない。
いや、正確に言うと全部の技に「ムリ」って書いてあるように見える。

気がつけば、戦場に自分の影だけがやたら濃く残っている。
それは「また死ぬ未来」を察知していたからかもしれない。

もにか様「大丈夫大丈夫、ちゃんと動けてるよ」
その優しさが、今は一番しんどい。

──結果。
当然のように勝てなかった。
でも、神は怒らなかった。
むしろ笑っていた。
その優しさにまた、私は白目を剥く。
私は静かにツメをしまい、ログアウト画面を開く。

「今日も…余裕だったわ(白目)」

次回予告

デルメゼとの戦い 第12回 ~白目、それは信仰の形~

高性能な仲間に囲まれて、
白目を剥くことしかできない日々──

でも私は知っている。
スカっても…スカっても……
ツメザクは、止まらないッ!!
見せてもらおうか、ツメザクの無力さとやらを。

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