あまりの巨乳っぷりに思わずシャッターを切った。
そして思った。こんな学園生活がしたいと。
漫画やドラマでは、保険室の先生はエロいってのがお決まり。
だが当時のうちの高校の保険室の先生は違った。
容姿がどうのの話ではない。
聞いてくれ。
あまりの眠さに授業をサボった俺は、保険室に忍び込み先生がいない事を確認しベッドで昼寝をしていた。
すると、用事を済ませ保険室に戻ってきた先生。
誰かがベッドで寝ているだなんて思いもしなかったのだろう。
入ってくるなり・・
プ~~~~・・・
・・・
そこから40分間、俺は1ミリたりとも体を動かせなくなった。
怒られるからじゃない、先生を傷つけてしまうからだ。
もし俺が出て行ったら、先生は言い訳ができないのだ。
うっかり出てしまったのではない、故意に自らの意思で放ったからだ。
聞いてしまったのだ。解き放った後に、踏ん張る為に入れていたであろう力を抜く「あぁぁ」という声を。
そして、それを香ったであろう、「スーッ」という深呼吸を。
逃れようの無い事実。
俺は心で念じた。
「バレちゃダメだ、バレちゃダメだ、バレちゃダメだ。」
チャイムが鳴り、保険室を後にする先生。
バレないようにベッドメイキングをした俺は、そっと保険室を後にした。
そんな苦く切ない思い出を、この写真のような学園生活に塗り替えたい。
ハレンチな想いを胸に、今日も妄想と現実の狭間で生き続けてゆくのだった。