みなさんドラマは好きですか?
私はよく見ています
特に今シーズンは豊作だと言って構わないでしょう
私は相棒14、真田丸、スペシャリスト、フラジャイルなどが大変面白い作品だと思いました
特にスペシャリストは脚本がよく練られていて視聴者を飽きさせない工夫が随所にみられる力作
特に三話は構成に称賛を送りたいほどの練り込みで、今後の楽しみが増えました
土曜ワイドの頃から変わらぬクオリティで今期も安心して見れます
そこで今日は今シーズンドラマから一つ抜き出してご紹介します
水曜10時日本テレビ系列で放映されている『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』
このドラマは頭一つ抜けています
第一話「船舶に積み込まれた時限爆弾!
警察の大物を乗せた船上で起こるギリギリの爆弾追跡!
かと思ったら船はなんか適当に処理されて
偽装妊娠と殺人の事件で主人公は奮起し
裏で特に関係ない爆弾犯が捕まる」
第二話「誘拐だ!身代金目的、営利誘拐事件だ!
結局この世界の警察に犯人は見つけられずに
被害者の家族にマスコミ前で犯人に謝らせて
感動した犯人が自主してくる」
第三話「カリスマブロガー戦慄!連続脅迫事件!
脅迫事件は自分のブログが伸びないせいで荒れた妻と
そのせいで家庭崩壊した男がナイフ一本振り回して連続殺人!
その裏でもう一人カリスマブロガーに突き飛ばされて
滑り台に頭ぶつけて10分歩いて自宅に帰って死にました」
多分この脚本を書いてらっしゃる方は神の御使いか地獄の使者だと思うんですが
少なくとも人間は軽く超越してる、人間文明の中で生きて来たらこの脚本は書けない
天才は99%の努力と1%のひらめきって言いますが恐らくこの方は99%のひらめきで書いてらっしゃることに間違いはありません
まさに奇才、現代のダリ、ダリの奇行をドラマにしてテレビ放映していると言ってもはばかるものではございません
私がこれまで認めたドラマは数あります
武蔵-MUSASHI-…花燃ゆ…S -最後の警官-…江~戦国姫たち~
それらに負ける事がないほどの存在感をこのヒガンバナは発揮しています
更にヒガンバナの主人公(すいません名前を失念しました)は人の思念に感応する、それを読み取ることができるという
刑事ドラマにおいては反則的な能力の持ち主です
私は放送前にこれを見て(あぁ、こんな能力があったらドラマなどできなくなってしまう)という懸念を抱いておりました
しかしながらやはりそこはプロ、特殊能力が問題にならない脚本が用意されていました
なんとそのリーディング能力が劇中ほとんど空気
能力バトルで普及した主人公が能力者であれば能力を使って当たり前という風潮に対するアンチテーゼか
相手の思考読み放題なら事件なんてあっという間に解決してしまうだろう、という視聴者の考えなどお見通しというわけです
視聴中に特殊能力の存在をうっかり忘れてしまうほどに使われない能力というのは、斬新な試みと言えるでしょう
更に1時間ドラマなのに捜査してる場面が15分に満たないとか
主人公が毒舌じゃなくてただの性格が悪い奴だとか
三話の間で妊娠と流産何回やるねんとか
色々考えさせられる意欲作だと思います
まだ三話にしてこの背に電流が走るような衝撃はまさに天恵と言えるでしょう
本物を目の前にしたとき人間は思考が固まってしまうものですが、私もヒガンバナ三話を前にしてしばらく何も考えられず
ただ目の前のモニターを見つめてこの奇跡に立ち会えたことに神への感謝をささげていました
皆さんも是非
水曜10時日本テレビ系列『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』
お時間があればご覧になってみてください
これが2016年の日本テレビドラマだ!
……
なんだっけこの日誌
あ、そうだドレスアップだ
水曜10時日本テレビ系列『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』
この衝撃を、見逃すな!
ちなみにモチーフはイェニチェリです