パソコン版からのプレイで、私自身新参者であるため、フレンドも総じてプレイ歴の浅い人が多かったため、去年あたりまではそうでもなかったのですが、このところ、ゲームクリア(休止・退会)してしまう知り合いが多く、危機感を覚えています。
普通の感覚でプレイしていると、それも仕方ないかなと感じるような運営上の不手際が多く、運営は何がしたいのかと疑問に思っています。
ぶっちゃけ、運営にとって利益が上がり、プレイヤーにとって満足できる内容のコンテンツは、存続できます。
どちらかが不足してきたとき、どう対応するかでコンテンツの運命が決まります。
分かりやすく言えば、童話「北風と太陽」と同じで、営業目標に届かないからと課金要素ばかり追求して、プレイヤーが望んでいる方向性とのずれが大きくなるにつれて、プレイヤーはさらに逃げ出し、残ったプレイヤー数で営業目標を達成するには、更なる重課金を実装して・・・となった場合、誰も幸せになれません。
制作サイドにとっては、良かれと思って創造したコンテンツに、ダメ出しをするきつい作業となりますが、何が悪くてプレイヤーが離れたのかを謙虚に分析し、適切な再構築をしないと、問題を解決することはできません。
まず、運営は自身の幼稚な思想を捨て、現実を直視しましょう。
自己肯定欲求で膨れた風船のような精神的風土を捨ててください。
公式コメントの言葉遣いひとつとっても、社会人としての良識を疑うレベルです。
次に、ユーザーを管理されるべき家畜とみなす価値観を捨て、多様性と創意工夫を行う人間であり、自分たちの想定外の事態が発生した時、脱走した家畜のごとく始末するという文化を放棄してください。
最後に、1日1回、毎週1回、毎月1回といった、時間の縛りでアバタースペックを規格化し、制御しやすくするという発想を捨ててください。
アバターの規格化が行き着く先は、システムの「じゃんけん化」です。
これが見えてくると、ユーザーは馬鹿馬鹿しくなり一気に逃げます。
突き抜けたプレイのできないMMOは、アバタービルドが好きなユーザーに嫌われます。
法人のために個人がいるのではなく、個人が満足を得るために法人を利用しているという現実を認識し、これを本末転倒し個人を御しやすい家畜へ貶めようとする発想を運営が自己否定できない限り、小手先の緩和をしても問題は解決せず、危機はますます拡大するでしょう。