悪い言い方をすれば、「コロシアムスキルのバランスをプレイヤーに試させている」
良い言い方をすれば、「野良グランプリでは固定パーティーによる特定の職業運用がないため、不自然な偏りのないデータが取れる」
夏のグランプリでは、中盤からスパスタを入れた攻勢が猛威を振るいました。
戦士・魔戦・スパ・僧侶 といったパーティーが臨機応変に戦えて強いため、固定を組んでいるパーティーはこの組み合わせをよく見ました。
結果的に、固定が野良を屠る→野良にはスパが少ない→スパの勝率が高くなる
…ということになっていました。
スパの戦法として、ましょうのおうぎ装備の証シャワーで1発700以上のダメージを周囲に与えることができました。
もちろんバギムーチョやムチの攻撃も馬鹿にできないものではありますが、
「スパといえば証シャワー」という図式は、固定野良問わずプレイヤー達に認知されていったかと思われます。
このことで、スパは「数が少ないが勝率は高い」という偏った結果を残してしまいました。
その後、勝率からみた職の調整にて、スパは証剥奪のうえ、1500G制限をかけられてしまいます(のちに140スキルで戦況はさらに一変しますが)。
今回は野良オンリーです。中間ランクに適度なアメとなる報酬も用意されていますし
相変わらずランクインを狙う人は多く、それとは別にとりあえず戦いたいエンジョイ勢もいます。
とにもかくにも、全体のコロシアム参加者は増えたはずです。
そこで、140スキルの試し撃ちをさせる。
野良の動向は正直です。一気に武闘家が増えました。
テンションを乗せた百花繚乱が強い、という話が広まります。
百花繚乱対策は簡単です。
マヒャデドスと似たように逃げればいいのですから。
守備の低い職は巻き込まないよう散開、鎧職は(あれば)スク2状態で待ち構えていれば
SHT百花繚乱ですら100程度。頑張れば二桁に抑えることも可能です。
ネタが割れてしまえば対策は簡単なんです。
ただ、対策できない人が多すぎた。野良グランプリはそういう部分も併せ持っていました。
今のままだと野良のパワーバランス的によろしくない傾向になると、運営は判断したのでしょう。
固定による特殊な運用がない、純粋な野良オンリーでの職・スキルの使用傾向を調べることが出来る。
グランプリ中なので本気で勝ちに行く人が多いため、勝つための職・スキルが分かりやすくなる。
これはまぎれもなく試金石。
バトルグランプリの結果とか、途中で装備買った人とか、問題は色々あるけれど
運営はデータをとり、調整に踏み切った。
---
これはテキトーな推測なのだが…
運営のコロシアム班、もしくはテストプレイヤー、
たぶんまともにコロシアムテスト出来る人ほとんどいないんじゃないかな。
5回も百花繚乱を撃てば、
・フキダシに対象が表示されていないため誰に向けたかわかりづらいこと
・射程の驚異的な長さ、巻き込み範囲のわかりづらさ
・上記による布職の一斉蒸発はときにデドスをもしのぐ強さであること
くらいは一瞬でわかるし、その報告はちゃんとなされているはずである。
ところが現実はそうではない。
ギガブレやジゴスパなどの威力調整をチョチョッと行った程度。
そのまんまプレイヤーに撃ち合わせてみて、案の定の結果となった。
長々と書いてはみたが、言いたいことはタイトルのとおりであります。
これから150スキルが待ち構えています。
きっと150スキルのなかにもぶっ壊れ性能をもつものが存在するかと思われます。
そして運営はきっとたいしたコロ用調整をせずに実装することでしょう。
別にまだベータテストでいいじゃないの。
プレオープンの間隔でテキトーに色々試そうぜ。
どうせまた、コロコロ仕様がかわるよ。
ワシは、そのときどきの環境でどの程度パラが通用するか、自分の目で確かめるためにパラやっているのだから。