ここは、とある街の温泉宿。
少し前までは観光スポットとしてそこそこ繁盛はしておりした。
あの忌まわしき夜会が起きるまでは…
夜会…いいえ…あれは事故…
あの場に居た誰もが心になにかしらの苦痛と謎を残したあの日…
今となっては誰一人この街を訪れる者もいなくなり、宿も呪われた運命と共に朽ち果てていくのでしょう…
女将『もうこの場所で宿なんかする意味はないわ…。夏前に売り払ってジュレで海の家でもしようかしら…』
こんにちワシャシャ♪
女将『まぁ、珍しい…。お久し振りです る〜しぃーさん。』
女将…やっぱりね…。あの無惨な出来事が起きて多分なんだけど、女将がここを閉めるんぢゃないかも?って来てみたの。
女将『る〜しぃーさんに造って頂いたこの宿…。私にとって宝物です。でも…。私は…』
わかってる♪何も言わなくてもいいよ♪あんなに無惨な出来事があったんだもん…仕方がないよ…。
女将『ありがとう。せめて最後に…、最後に昔のようにあの賑やかだった頃の…。うん、皆様に愛されて宿をしめたかったわ。』
女将、一日…、いいえ一夜だけこの宿をワタクシに貸していただけないかしら?
この宿はワタクシにとっても大切な思い出の場所。せめて最後ぐらい華やかに終わらせてあげたいの♪
女将『る〜しぃーさん。見ての通り今はこの街を訪れる人なんて誰もいないんですよ。気持ちは嬉しいです。今日、来てくださっただけで、十分満足ですよ』
ふふふ…。そうね、ワタクシ一人の力ではどうする事もできないと思うわ。
でもね、今のワタクシには一夜だけならこの宿に魔法をかけてあの頃の賑やかな宿に出来る ぷろじぇくとメンバー達がいるの♪ 女将、夢みさせてあげるよ♪
6月…
第参回『萌夜~Club Lazuli』
テーマは『宴』
※今回は別店舗にて開催予定。
始動開始…。
乞うご期待くだしあ♪
かしこ