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思考するばくだん岩

マージン

[マージン]

キャラID
: UP039-960
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: ガーディアン
レベル
: 130

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マージンの冒険日誌

2020-02-28 19:17:07.0 2020-02-28 22:48:30.0テーマ:その他

マージン:PROFILE ①

蒼天のソウラに出演している自キャラ、マージンの二次創作です。
いろいろと蒼天のソウラ漫画内との相違点や矛盾点等でてくるかもしれません。

蒼天のソウラを読んでいる方で、創作等好きな方むけです。
二次創作等好きじゃない方は飛ばしちゃってください。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
オーグリード大陸。
いくつも点在するかつての要塞―いまは廃墟と化している―
そのひとつにワース山賊団の中央拠点はあった。
中央拠点ということはつまり、他の拠点もあるということだ。
―いや、あった。というべきか。
この中央拠点の一室に彼らはいた。部屋といえば聞こえはいいが、要は廃墟の一角の瓦礫を端に避け、強奪してきた椅子や机、棚等の家具を置き、人が集まれるようにしただけのものだ。
「で、貴様がその男の情報をくれるってのか?」
瓦礫だらけの室内には似つかわしくない豪華な椅子に座るオーガの巨躯。山賊団の首領ダムワース。
「ヒヒ、そのとおりです、ダムワース殿。あなたがたワース山賊団の拠点を次々に襲い、破壊した男の情報をね―」
にやりと笑うその男は、ボロ布と言っても良いようなフードつきのローブを目深にかぶり、背中はまがり、白いヒゲが口元を覆っていた。
老人のように見えたが、フードからときおり覗く目は鋭い眼光を失っていなかった。
「良いだろう、聞いてやる。俺たちの拠点をねこそぎ破壊しやがったヤロウのことをな。部下もここに集めた。話せ!」
「ヒヒヒ、よろしい。私もあの男には恨みがありましてね…こうして情報を伝えることで、あなたがたがヤツを殺してくれれば私も満足です。そのためにわざわざこうしてここに参ったのですからね。」
そういって猫背の老人は部屋の一角の瓦礫の上にゆっくりと腰を下ろす。
「やつの名は―マージン!」

――――――『マージン:PROFILE』――――――

「マージンが扱うのは爆弾です!」
フードの中の暗闇が発する声が、廃墟に響く。
「爆弾?爆弾だと??」
「俺はてっきり高威力の魔法だとばかり…」
「いや、そもそも部隊や軍隊じゃなくて、敵は一人なのか?」
集まっていた部下たちがざわめくが、ダムワースが開いた手を横にゆっくり伸ばし、静める。
「ヒッヒッヒ、知らないのは無理もありません。なにせ襲われた拠点は壊滅。運よく生き残った者も全員ガートラントに捕えられてしまいましたからな。」
猫背の老人はゆっくりと立ち上がる。ダムワースの横を通りすぎ、置いてあった本棚を物色しながら話す。
「そうですね…まずはヤツの過去の話からいたしましょうか。
詳しい事情まではわかりませんが、マージンはもともと父親がおらず、加えて幼いころ母親に死なれました。10歳くらいでしょうか。ヤツは母親の知り合いの傭兵団に引き取られたのです。体格の小さい子供でも扱いやすかったからでしょうか、短剣のスキルを磨いていったそうですよ。武器は爆弾と申し上げましたが、短剣の扱いにも長けております。ご注意ください。」
ヒゲの間から歯を覗かせ不気味に笑う。
「成長するにつれて職業:盗賊としての頭角をあらわし、傭兵団でも活躍していったそうです。冒険者の盗賊のスキルに爆弾があるでしょう?メガボンバーやギガボンバーってやつです。通常それらは敵を倒す為のスキルとして使われますが、ヤツはそこに別の可能性を感じ、独自に爆弾の研究と開発をすすめていったようです。敵の武器庫や食糧庫の破壊、壁や扉を爆破して味方の突入口をつくったりね。ずいぶんと傭兵団内では重宝されたようですよ…。」
猫背の老人は開いていた本をバタッと閉じて本棚に戻すと、ダムワースの背後をゆっくりと通りすぎ、本棚とは反対の壁に向けて歩きだす。
途中、壁にもたれたり、瓦礫に手をつき自身の体を支えながら、ゆっくり、よろよろと歩く。
不気味なその様子に、その場の多くの者が言い知れぬ不安感を抱く。
「私も、ヤツのいた傭兵団と戦い、敗れたのです。」
突然、瓦礫につまずき、倒れそうになる老人をダムワースの部下が支える。
「大丈夫かよ。ジジイ。」
「ヒヒ、すみません…私の体はヤツの爆弾にやられてボロボロでしてね…生き残ったのが奇跡のようなものですよ。」
と、瓦礫の上に腰掛ける。
山賊のひとりがゴクリとツバを飲みこむ音が静かな室内に響き渡る。
自身の未来を、この老人の姿に重ねたのだ。
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