先日メイヴ占いデビューを果たしたのですが、1戦闘で4回くらい石破壊を失敗し、パーティを壊滅状態に追い込んでしまいました。
内側からの思わぬ伏兵に戦慄したはずのPTメンバーでしたが、ドンマイと優しい声を掛けてくれました。
その優しさに、反射的に「抱いてください」とチャットを打ったのですが、それがちょうど解散コマンドが実行された直後だったらしく、私の発言は己にしか届いていませんでした。
なんだかとっても恥ずかしかったのだよ!(実際はむしろ恥ずかしい思いをしないで済んだのかもしれませんが)
2017年8月10、テンの日。初期村イベントなるものが催されました。
それぞれの故郷に赴き、初期種族装備を身に纏い、冒険を始めた頃を思い出そうという催しものです。
私も参加し、ウェディの初期装備(布製)を身に着け、故郷のレーン村からジュレットの町へ走って向かいました。
イベントは多くの人で賑わっており、パレードをしているような気分でした。
昔を懐かしみ楽しんでいた我々に、運営側からふと奇妙なメッセージが届けられました。
なんでも、道中にメイジキメラに似たモンスターを用意したから気を付けてとのこと。
私は意味不明な文言に首を傾げました。ひょっとしたらスターキメラでも居るのかと思いました。が☆キメラが出現したところで、5年の歳月を経た我々にとって、なんの脅威にも成り得ません。(☆キメラよ、ごめんね)
ところが、用意されたモンスターはそんな生易しいものではありませんでした。というかそもそも鳥ですらなかった。
クレイジーな運営(褒め言葉)が用意したモンスターは、なんとキラークリムゾンだったのです。
(あれをメイジキメラに似ていると言ってのけた運営側に敬意を表します)
ちなみにキラークリムゾンとは、アストルティア最強のモンスターの一角であり、絶え間ない研鑽と充分な下準備。さらには応援の力を駆使することによって初めて勝機を見いだせるような、超絶手強いモンスターです。
なぜ運営はこんな紅殺戮マシーンをイベントに登場させたのか?
それは初期の頃、少し道を外れた場所には手強いモンスターが居たということを思い出して欲しい、との意図があったようです。
納得です。私も初期の頃、好奇心で強そうなモンスターに勝負を挑み瞬殺された記憶があります。確かにその思い出が蘇えってきました。
が、この遊び心に富んだ運営の粋な計らいを、今現在のアストルティアの住民たちは、既に黙して受け入れるだけの存在ではありませんでした。
なんとクレイジー運営が召喚したキラークリムゾンを撃破しようとする、さらなる破天荒プレイヤーどもが現れたのです。
その方たちは、私が現地で確認したところ、本気でキラークリムゾンを打倒しようという職業構成でPTを組んでいました。
これには私も噴き出しました。ひょっとしたら、運営側も予想外の出来事だったのではないでしょうか?(ここでようやくタイトルを回収)
私は、運営の意図した展開を力づくで打破しようとプレイヤーたちの試みに胸が躍りました。
思わぬ形から、運営VSプレイヤーの構図が出来上がり、お互いのプライドを賭けた一戦が始まることとなったのです。
わくわくします。
ですが私はというと、これから始まるだろう死闘を見届けることなくその場をあとにしました。
戦いの結果に関係なく、運営と変態プレイヤーども(褒め言葉です)の心意気に満足してしまったからです。
ふとした遊び心って良いですねえ。
私もプレイヤーイベントを主催する身として、忘れないようにしたいものです。
そして、私自身も楽しそうな企画催せたらいいなあと思っています。
というわけで、誰か私に面白い企画を教えて下さい(最後に台無しにするスタイル)