バレエ大好きのDQXプレイヤーの私が
グランゼドーラ劇場 バレエ ドラゴンクエストの応援として、バレエとドラクエバレエについて解説日誌を書いています。
公演が終わりましたが、もう少しバレエのことを知っていただけたらと思います。
ドラクエバレエは19世紀のクラシック・バレエを下敷きに作られています。
ドラクエバレエを見て、ゲームのシーンを思い浮かべた方はたくさんいらっしゃると思います。
それと同じくらいドラクエバレエを見て思い浮かべるバレエ作品のシーンがたくさんありますので、そのお話をしたいと思います。
バレエの内容については、バレエ団や振付家などによって解釈に違いがあり、演出などにも違いがありますので全ての作品に該当することはないと言うことをご理解いただけますようお願いします。
今日はチャイコフスキーの三大バレエから眠れる森の美女のお話です。

私はドラクエバレエの賢者から、眠れる森の美女のリラの精をイメージします。
リラの精はライラックの花の妖精で、紫色の衣装を着ています。
この二つの役に共通するのは物語を進める鍵となるキャラクターであることです。
眠れる森の美女のあらすじを紹介します。
ある国の王と王妃に念願の子供、オーロラ姫が生まれます。
洗礼式には妖精たちが招待され、美しさ、優しさなどの美徳の贈り物をします。
最後にリラの精が贈り物を捧げようとした時、招待されなかった悪の妖精カラボスが現れます。
カラボスは自分が招待されなかった腹いせに、「オーロラ姫が16歳になったら糸紡ぎの針に指を刺して死ぬ」という呪いの贈り物をします。
リラの精は自分の贈り物を「オーロラ姫が糸紡ぎの針に指を刺したあと100年の眠りにつき、姫を愛してくれる王子がキスをして目覚める」というものにします。
成長したオーロラ姫の16歳の誕生日には、各国から花婿候補の王子たちがやってきてお祝いの宴が開かれます。
1人の老婆がオーロラ姫にバラの花束を渡します。オーロラ姫はそれを喜んで受け取りますが、花束の中には糸紡ぎの針がはいっており、指を刺した姫は倒れてしまいます。
するとリラの精が現れ、オーロラ姫は眠っていることを皆に告げ、お城全体をイバラで覆い尽くし100年の眠りにつかせます。
100年たったある日、お城の近くの森にデジレ王子と狩りの一行がやってきます。
王子は1人にしてくれと言い、森に残ります。
そこへリラの精が現れて、デジレ王子にオーロラ姫の幻影を見せます。姫に一目惚れした王子は、オーロラ姫を救うためにリラの精と共にイバラのお城へ行きます。
お城ではカラボスが待ち構えていましたが、デジレ王子はリラの精の助けを借りてカラボスを倒します。
デジレ王子はオーロラ姫に口づけをし、オーロラ姫とお城の人々は100年の眠りから目覚めます。
オーロラ姫とデジレ王子は結婚することになり、盛大な結婚式が行なわれます。
宝石の妖精たちやお伽話の登場人物たちがお祝いの踊りを踊ります。
2人はリラの精のもとで結婚の誓いをします。
白の勇者は賢者の導きがなければ、王宮をでたあと魔物にやられていたかもしれません。
賢者は王女に笛を託すことで、自分と白の勇者を引き合わせます。
そして3人の仲間を集めるように予言し、自らも白の勇者の仲間になります。
リラの精はカラボスの呪いを和らげたあと、オーロラ姫にふさわしい王子を探します。
森を訪れた王子にオーロラ姫の幻影を見せて、王子をイバラのお城まで案内し、カラボスを倒す手助けをします。
リラの精は今でこそ、踊りの見せ場がある役となっていますが、19世紀に初演された時はマイムでお芝居をする役だけのでした。
後世に改訂した際に踊りが振付られました。
一部のバレエ団では、リラの精はマイムだけの役のままになっています。
8/23に黒の勇者を演じた伊藤陸久さんが所属する、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のピーターライト版の眠れる森の美女も、リラの精はマイムだけの役です。
ドラクエバレエの賢者も、マイムと殺陣だけで、踊りがある訳ではありません。
賢者もリラの精も、物語を進めるためには誰よりも一番必要なキャラクターです。
この2人はとても似ているキャラクターだと思います。
おまけ話
ドラクエ8のトロデーン城がイバラに包まれるのも眠れる森の美女がモチーフになっていると思われます。主人公たちの助けになる神鳥レティスも、物語を進めるための大切なキャラクターです。
その姿は美しい藤色の女性の鳥で、初めてプレイした時に私はリラの精を想像しました。
個人的には、ドラクエ8にバレエの眠れる森の美女の要素が詰まっていると思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。