バレエ大好きのDQXプレイヤーの私が
グランゼドーラ劇場 バレエ ドラゴンクエストの応援として、バレエとドラクエバレエについて解説日誌を書いています。
17-1の続きです!

酒場のシーンがあるバレエとして、
もうひとつドン・キホーテを紹介します。
ディスカウントストアのことではなく、
スペインのセルバンテスという作家の小説を元にしたバレエです。
こちらは宿屋の娘のキトリと、床屋のバジルの2人の若者の恋をメインにしています。
中世の騎士道物語に憧れた老人が、ドン・キホーテと名乗り、
農夫のサンチョ・パンサというお供を連れて
旅する中でキトリとバジルの住む町を訪れるお話です。
キトリは恋人がいるのに、
父親からガマーシュという貴族の男との結婚を言いつけられて、
バジルと一緒に酒場へ逃げ込みます。
キトリを追いかけてきた父親とガマーシュは
無理やり結婚させようとします。
それを見ていたバジルが、「キトリが他の男と結婚するなら死んでやる!」と言って、自分の胸にナイフを突き立てます。
それを見たキトリは、瀕死のバジルとどうしても結婚させてほしいと父親にお願いします。
ドン・キホーテに促されて、渋々父親がキトリとバジルの結婚を認めると、バジルは元気よく飛び起きます。
これはバジルの演技だったのです。
神に誓った結婚を撤回することなどできません。
キトリの父親はキトリとバジルの結婚を認めるしかありません。
最後は2人の結婚式が開かれて幕となります。
スペインが舞台のバレエなので、
フラメンコのドレスのようなカラフルな衣装や
闘牛士をモチーフにしたキャラクターが登場します。
ダンサーたちが扇子をヒラヒラと広げたり畳んだりしながら踊るスペインの民族舞踊風の踊りや、
カスタネット、タンバリンを使って激しく踊ったり、ジプシーたちがフラメンコギターを使ってしっとりと情感のある踊りを披露したりするところが見どころです。
農夫サンチョ・パンサは、ドラクエの武器商人のように太ったキャラクターで、踊りよりも演技がメインの役です。
街の広場では、女の子たちと遊んでからかわれたり、キトリの父親から食べ物を盗んだりします。
悪いことをするけど、面白いキャラクターの役割をドラクエでは武器商人がしています。
武器商人も、踊りがメインというよりは、隙があれば女の子と遊ぼうとしたり、ガラクタ武器を売りつけてから始まるけんかのシーンなど、演技が盛りだくさんの役です。
またドラクエ5には主人公の父親パパスに仕える従者として、サンチョが登場します。
こちらのサンチョはドン・キホーテのサンチョがモチーフになったキャラクターではないかな?と思います。
ドラクエバレエの酒場といえば、戦士を忘れてはいけません。
ジプシーダンスから始まる彼女の踊りに引き込まれた方も多いと思います。
古典バレエには女性が戦う役はありません。
ギリシア神話を元にしたシルヴィアというバレエには弓を持った女性の役がありますが、激しく戦うシーンはありません。
戦士は特定のバレエ作品には当てはまらない、男装した女性が戦うドラクエバレエのオリジナルキャラクターだと思います。
しかしジプシーダンスの音楽は、ドン・キホーテのキトリの1幕のソロの踊りの音楽によく似ています。
キトリはカスタネットを持って踊りますが、戦士は鞭を打ち鳴らして踊ります。
小道具を持って音を鳴らして踊るのは似ているなと思います。
すぎやま先生はジプシーダンスの音楽をビゼーのカルメンの曲をモチーフにしたと語っていたことがあります。
ですが!バレエ脳の私にはキトリの曲にしか聞こえませんでしたw
カルメンもスペインが舞台のオペラなので音楽の雰囲気がよく似てます。
カルメンもバレエ版が作られています。
ドラクエバレエの酒場の踊りの振付は王侯貴族や妖精の美しい揃った踊りではなく、街の人々が明るく陽気に踊るシーンです。
ダンサーたちのアドリブや掛け合いがたくさんある点も似ています。
ドラクエの酒場にやってくる人々の雰囲気は、
マイヤーリンクよりも、ドン・キホーテの雰囲気に似ています。
ドラクエバレエの酒場のシーンは多くの方が楽しめたシーンではないでしょうか?
ドラクエバレエの酒場のシーンから
マイヤーリンクとドン・キホーテを紹介しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。