バレエ大好きのDQXプレイヤーの私が
グランゼドーラ劇場 バレエ ドラゴンクエストの応援として、バレエとドラクエバレエについて解説日誌を書いています。
公演が終わりましたが、もう少しバレエのことを知っていただけたらと思います。
ドラクエバレエは19世紀のクラシック・バレエを下敷きに作られています。
ドラクエバレエを見て、ゲームのシーンを思い浮かべた方はたくさんいらっしゃると思います。
それと同じくらいドラクエバレエを見て思い浮かべるバレエ作品のシーンがたくさんありますので、そのお話をしたいと思います。
バレエの内容については、バレエ団や振付家などによって解釈に違いがあり、演出などにも違いがありますので全ての作品に該当することはないと言うことをご理解いただけますようお願いします。
今日はウィリアム・シェイクスピアの代表作品、「ロメオとジュリエット」のバレエを紹介します。
シェイクスピアの戯曲は他にも、「夏の夜の夢」「冬物語」などがバレエ化されています

バレエでは「ロミオ」はイタリア語の「ロメオ」と表記します。
ロメオとジュリエットも20世紀に作られた比較的新しいバレエ作品です。
音楽はセルゲイ・プロコフィエフです。
彼はシンデレラのバレエ音楽も作曲しました。
(ちなみに次回のスターダンサーズ・バレエ団の公演は埼玉県でシンデレラをします!)
白い犬とその家族が登場する携帯電話会社のCMで流れている
重低音が響く物々しい雰囲気の音楽は
聞き覚えのある方も多いと思います。
あの曲は「騎士たちの踊り」といい、ロメオとジュリエットが初めて対面する舞踏会のシーンで1番初めに流れる音楽です。
ロメオとジュリエットのお話もここに書くと長くなるので、検索してみてください。
イタリアのヴェローナの街には、敵対しているモンタギュー家とキャピュレット家という二つの家門があります。
ロメオは舞踏会でキャピュレット家の娘ジュリエットと出会い、2人は恋に落ちます。
敵対する者同士の結婚は親から認められません。
若者たちが周りに翻弄されて、亡くなってしまう悲劇を描いた作品です。
ドラクエバレエでは1幕の王宮の場面で、白の勇者と王女は初めて出会います。
2人が互いを目で追いかける様子が今回の生配信でもアップで写っていました。
目立つお芝居ではないですが、若い2人が恋に落ちていく様子を丁寧に描いていると思います。
伝説の勇者が魔物退治に旅立ったあと、白の勇者と王女が踊るパ・ド・ドゥがあります。
愛の旋律の甘美な音楽は、2人がお互いの気持ちを確かめ合うのにぴったりだと思います。
2人の恋がお互いを想う愛へ変わる大切なパ・ド・ドゥです。
ロメオとジュリエットでは、2人が初めて出会い、恋に落ちる仮面舞踏会のシーンでは、目を離そうとしても離すことができないというように、お互い強く惹かれ合っていることを視線で表現しています。
そして仮面舞踏会の後は有名なセリフのシーンとなります。
ジュリエットが、「ああ、ロメオ、ロメオ、どうしてあなたはロメオなの?」とバルコニーから、ロメオに問いかけるシーンは、
バレエではバルコニーのパ・ド・ドゥと呼ばれています。
2人がお互いの愛を確かめ合う踊りの見せ場です。
これはドラクエバレエの愛の旋律のパ・ド・ドゥと同じ意味合いをもつパ・ド・ドゥです。
舞踏会のシーンではお互い一目惚れしていて、
2人きりになったパ・ド・ドゥのシーンで
お互いの気持ちを確かめ合うという流れは
ロメオとジュリエットと全く同じです。
ここからは私の妄想が少し混ざるのですが…
1幕の王宮のシーンでは、伝説の勇者以外の全てのキャラクターが、白と金の入った衣装を着ています。
白の勇者も例外ではなく、彼が着ているシャツには胸元に金糸の編み上げ紐がついています。
彼も守られる側の人間として金糸のシャツを着ているのだと思います。
伝説の勇者に城に残ってお城を守るように言いつけられ、鎧を装備します。
鎧を着て金糸が見えなくなることで、白の勇者は守られる側の人間ではなく、伝説の勇者のように人々を守る側の人間へ変わります。
鎧を着た直後に踊るのがこの愛の旋律のパ・ド・ドゥです。
伝説の勇者が自分を守ってくれたように、白の勇者も王女を守るという気持ちが込められているように思います。
愛の旋律はDQ5の結婚前夜のイベントの音楽です。
ルドマンの別荘で2階の窓際に立っているビアンカを見て、私はロメオとジュリエットのパルコニーのパ・ド・ドゥを思い浮かべました。
ビアンカは2階にいて、主人公が階段を上がって話しかけに行く様子はとても似ていると感じました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。