バレエ大好きのDQXプレイヤーの私が
グランゼドーラ劇場 バレエ ドラゴンクエストの応援として、バレエとドラクエバレエについて解説日誌を書いています。
公演が終わりましたが、もう少しバレエのことを知っていただけたらと思います。
ドラクエバレエは19世紀のクラシック・バレエを下敷きに作られています。
ドラクエバレエを見て、ゲームのシーンを思い浮かべた方はたくさんいらっしゃると思います。
それと同じくらいドラクエバレエを見て思い浮かべるバレエ作品のシーンがたくさんありますので、そのお話をしたいと思います。
バレエの内容については、バレエ団や振付家などによって解釈に違いがあり、演出などにも違いがありますので全ての作品に該当することはないと言うことをご理解いただけますようお願いします。
今日はバレエブランについてです。

ドラクエバレエのバレエブラン(白いバレエシーン)は、2幕4場の天空の世界のシーンです。
白の勇者が導きの妖精に誘われて夢見る過去の世界です。
バレエブランの特徴は、白い衣装の女性ダンサーの群舞が揃った踊りを披露します。
前に紹介したラ・シルフィード、白鳥の湖の他に有名なのは、「ジゼル」です。
ジゼルはドイツの村に住む少女です。
ロイスという恋人と結婚することを夢見ています。
ヒラリオンはジゼルの幼馴染で、ジゼルに想いを寄せています。
ロイスの正体がただの青年ではないと考えており、ロイスの正体を暴きます。
ロイスはアルブレヒトという名前の王子であり、ジゼルの住む村の領主の娘バチルダ姫の婚約者でした。
ジゼルは恋人に裏切られたショックのあまり、狂気に陥り泣き叫びながら絶命します。
ジゼルは村の外れの森に埋葬されます。
ヒラリオンはジゼルの墓地を訪れますが、
結婚する前に亡くなった娘たちのウィリーと呼ばれる死霊の妖精に取り憑かれて、死ぬまで踊れと命令されます。
ヒラリオンは踊りながら池に落ちて亡くなります。
ウィリーの女王のミルタがジゼルを仲間に加えます。アルブレヒトもジゼルの墓を訪れます。
ウィリーたちに捕まりますが、ジゼルはアルブレヒトを守ります。
ジゼルとアルブレヒトは踊り続け、とうとう朝日が昇ってきます。
日の出とともにウィリーたちは消えてゆき、アルブレヒトは助かります。
ジゼルはアルブレヒトに白いバラの蕾を残し、これは夢ではないこと、
もう2度ときてはいけないことを告げて消えてゆきます。
ジゼルのバレエブランのシーンは2幕のウィリーたちの踊りです。
白いロマンティックチュチュを着たウィリーたちが一心不乱の踊りを披露します。
ジゼルの2幕の登場人物は
ウィリーの女王ミルタ
2人のソリスト (ズルマ モイナと名前があります)
ウィリーたち
で構成されています。
これをドラクエバレエでみると
ミルタ→聖母
ズルマ モイナ→導きの妖精
天空の妖精たち
となります。
白いロマンティックチュチュを着て、
人間ではない妖精たちが群舞を踊る天空の世界の踊りはジゼルの2幕が1番近いと思います。
ドラクエバレエでは、ジゼルのような一糸乱れぬ踊りという印象は薄いです。
天空の世界の忙しなくフォーメーションを変えて動き回る振付は、
雲が風に乗ってくっついたり離れたりしているように見えます。
全体が揃っていて気持ちの良い踊りです。
ルームで天空の妖精たちのお衣装が素敵!って話があったのでお衣装のお話も。
2017年の公演を見に行った時に開演前に天空の妖精の衣装の話がありました。
妖精たちの胴の部分は
裏地のコットン生地、ピカピカした伸縮性のある白い布、
シルバーのチュールとラメの入ったチュールを重ね、
更にシルバーのオーガンジーをかぶせた5枚重ねの布を
16のパーツに裁断してボディの部分を作っているそうです。
スカートはひらひらするように短くカットされたチュールが
何十枚もびっしり重ねられています。
妖精の浮遊感と雲のような空気感が衣装に表現されていてます。
聖母のお衣装は腰のあたりにLEDライトが入っていて、登場した時にぼんやりと光っているのはLEDです。
このライトがあるだけで、聖母の神々しさが増すような気がします。
また、ドラクエバレエの2幕の冒頭の魔宮の踊りも人ならざるものたちの群舞の踊りです。
魔王の兵士と黒の勇者が無機質で鋭利な印象の揃った踊りを披露します。
ウィリーはただの妖精ではなく、森を訪れた男を死ぬまで踊らせる恐ろしい死霊です。
ウィリーたちの美しくも冷たい踊りは、魔王の兵士たちのチカラ強く冷血な踊りに通じるものがあります。
ドラクエは女性の群舞と男性の群舞と両方見れる、お得感満載のバレエだなと個人的には思っています。
ここまで読んで頂きありがとうございます!