ここでは魔法型踊り子を、
『体上と体下に魔法攻撃力を積み、ドラゴンステップと百花繚乱を用いつつメラゾーマ主体で戦う型』とする。
尚、ギラグレイドの有無はここでは問わない。
※以前私が書いた、ララバイとよみがえりという補助に強く、早読みをキープできるうた170-おどり80のハイブリッド型も、180-80が可能になった今はかなり強いため。
今回は装備の話。
まず、魔法型踊り子は大前提としてメラゾーマを主力技に用いるが、
メラゾーマは敵から離れていても打てる一方、ややモーションが長い。
観察するとわかるが、
最速詠唱で1秒、火の玉が飛んで行って着弾、更に詠唱後の余韻らしきものがやや残って、呪文発動後に直立に近い状態まで戻る
ここまでやらないと、いくらターン短縮などによってターンが溜まっていても、次のターンはやってこない。別の言い方をすると、スターダムのターン短縮は無駄になっている。
これを確認するため、とある調査を実施した。
A:スターダム一式、早読み
B:族長一式:ピオリム2段階、早読み
C:族長一式:ピオリムなし、早読み
ABCでメラゾーマを連射し、一回目のメラゾーマ発動から、次のターンが回ってくるまでの時間を調べた。
結論は、AとBは同速、Cはやや遅く0.2~0.3程度の遅れがある
動画撮影してのフレーム計算まではしていないが、AとBが同速なのは明らかで、これはつまり、少なくともピオリムがもらえる戦闘では、スターダムは意味がない と言える。
※スターダムにピオリムまでかかると更に無駄の上乗せみたいな感じになる
もっと言えば、これはコマンドを最速入力できた場合の話で、回避行動や移動が伴うと、スターダムを選ぶ理由はなおさらなくなる。
更に、スターダムが魔法型踊り子に不向きな点はもう一つある。
93の装備ということで、魔法攻撃力が低いこと だ。
エトワールに8、ポールスターに16の差をあけられている。
これはメラゾーマの魔法攻撃力キャップの870に到達していない踊り子にとっては地味だが大きな差となる。
残り着眼すべきは装備自体の効果の差だが、
スターダム:状態異常10%
エトワール:闇20、ひっさつ1%
ポールスター:呪文特技の回復量アップ(意味なし)、ターン消費しない2%
ここで最も無駄だとわかるのがポールスター。
上記の通りメラゾーマ主体では、メラゾーマのモーションが長いせいでターン消費しないの意味がなくなっているため、ララバイに回復量アップが反映されないこともあって完全に無駄な装備効果となっている。
次にスターダムの状態異常10%だが、魔法踊り子にとってはドラステと百花繚乱に影響することから、有意義な効果ではある。
ただ、この10%という数字だけを見ればこれらの特技の入りが格段に変わるというものではない。(この10%というのは、基礎計算に加算される形となる。言い換えると、相手の耐性が皆無で初めて10%の上乗せが期待できるということ。そうでない敵には耐性値分だけ減算されてしまい、10%どころか5%なんていうことが往々にしてある。)
更に、現在の防衛軍ではしっかり宝珠に振っていればステップは基本入る。
稀に漏れはあるが、それを気にするのであれば左手は短剣のエンシェントククリを持つべきで、ターン短縮が無意味な以上、10%の状態異常率のためだけにスターダム!というのは宜しくない。
最後に残ったエトワールはひっさつ1%がかなり強く、特にギラグレイド型やピンタイとの相性がいい。チャージし次第温存し、CTを待って放つことで大幅なダメージ増も見込めるし、勿論味方にあわせて即発動でもおいしい。
この装備枠のひっさつチャージ率増加はいわゆる5分制限を受けない
※5分制限=一度ひっさつを使うと再チャージに5分を要するカテゴリ
ため、かなり優秀と言える。尚、闇は言わずもがな。
結論として、個人的に魔法型踊り子にはエトワールをお勧めしたい。
特にシャンソンを用いるハイブリッド型は、180であればピオリム2段階も維持できるほか、170止めにしてピオリムと早読みをバックアップとしつつおどりを90にし、ビーナスを取ることで、防衛軍などでストームフォースがかかった場合、味方全体の火力を非常に高められたりもする。
エトワールはゼルメアで出るということもあって、"お手軽装備"というイメージがある人も多いかもしれないが、実のところ、魔法型踊り子の最終装備は今のところエトワールだと個人的には思う。
スターダムは効果にだけ目がいって、呪文の準備時間やらを理解してないなw と思われる可能性があるということである。
エトワール魔法型、理解してやっている人はまだ極めて少ないので、是非あなたにも最先端を行って欲しいと思う。