今回の藤澤氏のラスト運営便りを読んで思ったのは、素直に「お疲れ様」でした。
藤澤氏の今回の文章は、しっかり自分と向き合ってきちんと推敲したのでしょうね。好感のもてる内容でした。
一度離れたプロジェクトに戻る事に対する違和感や後ろめたさ・自分のいなかった時に進んだ展開と自分の持っていたイメージの乖離・かといって既に進んでいる展開をゼロに戻す事で起こる社内不和、自分に責任者としての資格があるか自問自答しながら傍観者となろうとしていた事もあったのでしょうね。
ただ、それを許さなかった周りのスタッフや一念発起した藤澤氏・全てを受け入れた運営チーム全員が賞賛に値します。多くの方が応援コメントを寄せるのも非常によくわかります。
ただ藤澤氏もひねくれ者という事ですが、私も自他共に認めるひねくれ者として100%の気持ちであの文章を受け入れられないのです。
最近のドラクエは課金色が強く出ています。「オンラインゲームだからしょうがないだろ!」と多くの方は思うのでしょうが、ガキの頃からいくらFCの配線をブチ切られても自分で直し、親に隠れてドラクエをして育った私としては今のオンラインのドラクエは色んな意味で子供に優しくないです。今の歳になってもドラクエ馬鹿を続ける私としては私と同じ様に今の子供達にも自分の成長と共にドラクエがあって欲しいのです。
藤澤氏は素敵なスタッフに囲まれていますが、同時に新規で入った子供にもイベント衣装をリアルマネーで売るような要素を実装しようとしています。それも真実です。今の動きをガキの頃、ドラクエに夢中になってた自分が見たらどう思うか考えたくないです。
課金だけではありません。迷宮のついて行くに始まり複アカ問題・コロシアムのチャットや投票システム・BOT・広場の足跡コメントでの中傷問題など多くのモラルハザードの問題を未だに抱えています。
「それは運営や藤澤氏が悪い訳ではない!」と言われそうですが、そういう問題に対して早急に対応を図る事もしなかったのも事実と思います。人との絆こそがオンラインの醍醐味ならそれを守る努力も運営さんにもっとしてもらいたいのです。
藤澤氏は運営チームの必死のあがきで更にドラクエは発展すると希望を残しました。もっと盛り上がっていきますよ!とも言いました。
私としてはこの2つの文を繋げ少々言葉を足して発信してもらいたかったです。
「運営チームの必死のあがきで更にドラクエは発展します。『ユーザーの皆様の優しさ溢れるプレーと、ゲームを思いしていただく提案によって』もっと盛り上がっていきますよ!」と・・・
私は私を含むユーザーを最後に叱ってもらいたかったです。
私は藤澤氏に今ありがとうを言う必要はないと思います。ゲームを引退する時に言います。
ゲーム制作はりっきー氏に託されましたが、アストルティアの世界はユーザーに託されています。藤澤氏の作った世界をより多くの方が楽しめる物になるかはユーザーのモラルにかかっていると思います。
最後に藤澤氏の新たな航海の旅が幸運に満ち溢れていく事を心から願います。