スイランの冒険日誌

魔法の迷宮ってありますよね。みなさんがアクセサリーの為にコインやカードや召喚符を手に突入するインスタントダンジョンです。

その魔法の迷宮ですが、どのような理由で入ることを許可されたのか覚えていますでしょうか。

忘れた人はこの写真で思い出すのではないでしょうか。 そう、「はるか昔に魔王が倒され、その配下であった『魔軍十二将』がロンデたちが住む世界に入り込んで世界そのものを迷宮に変えてしまった。十二将は迷宮の主として棲みついた。強い冒険者たちが何度も魔法の迷宮を攻略し主を倒すことで迷宮は本来の姿を取り戻しロンデたちも元の姿に戻れる」というものでしたね。

しかし最近はレベル上げが非常に容易になったせいでマッチングレベルをいとも簡単に超過してしまい、そもそも彼らの存在自体知らないという冒険者が増えてきています。メインストーリーでも全盛期の魔軍十二将と戦うというのに相手が魔法の迷宮のアイツだと分からなかったりするのです。

現在では「魔軍メダル」をコイン屋から購入することで彼ら十二将のほぼ全員...【黒竜丸】【バトルシェイカー】【ハヌマーン】【バリクナジャ】【キングレオ】【ジャミラス】【ギーグハンマー】【トロルバッコス】と戦えます。名前を聞いて懐かしさを覚えた人も居るのでは？
しかし、いかんせん弱すぎる。全盛期を知らなくても弱いと思うのに、メインストーリーで全盛期の彼らと相見えた後だともはや哀れに感じる。報酬がふくびき券だけというのもそれに拍車をかけています。だから召喚メダルの存在すらあまり認知されていない。
討伐リスト埋め以外に価値がない、それが現在の彼らなのです。

一応、残りの【アトラス】【バズズ】【ベリアル】【ドラゴンガイア】は最初のアクセ入手の為に狩られるので知名度はありますが、それでも初期のボスなのでやっぱり弱いです。哀れですね。 本来の目的を忘れ、アクセの為だけに死神や魔王や究極の生命体を召喚しまくる冒険者と嬉々としてそれを手伝うドロシーやロスター、その他諸々。

自分たちの故郷の復活の悲願を託したのになかったことにされたロンデ。もう彼はすべてに絶望して何も見ていません。だから彼だけは仲間はずれとして離れた位置におり、やることと言えば剣士テリーからの荷物を冒険者に受け渡す、ただそれだけです。