「おお、マリーヌたん!!
わ、びっくりした。
あなたは、沈没海賊船の亡霊海賊船長!
「む、あの時の冒険者か。あの時は世話になったな
てか、名前 長いわ!
名前にこだわってる。
しかも呼ばれる時の名前にこだわってるんじゃしょうがないな。
「自分の名前なんだからこだわるわい!
船長と呼べ、船長と!
ハイハイ。それで、その船長さんは、どうしてここに?
「うむ、マリーヌたんの写真があったのでな。つい・・・
「それにしても・・・、ふつくしい・・・
スポットライトを浴びて輝く、我が心のアイドル、マリーヌたん!
あら、ありがとうございます
「勘違いするな、モデルが美しいのだから
写真が美しいのは当然のことだ。おまえを褒めたわけではない
ハイハイ。
これが本当の偶像崇拝ね
「む、そろそろワシは行かねばならん、
いいものを見せてもらった。礼を言うぞ
では、さらばだ!
やれやれ、やっと帰ってくれたわ
それにしても不思議よね
この女神像、海に沈んでから何百年もたってるはずなのに
綺麗なのよね、普通だったら
フジツボとかサンゴとか色々ついてると思うんだけど・・・
女神パゥワァ~?そんなわけないか
う~ん・・・
まさか、船長さんがお手入れをしてるとか・・・はは
いやいや、きっと潮流のせいよね、うん