[迷宮執事喫茶:暴れ坊ちゃん編]
坊ちゃんは、高Lvの魔法戦士。
もはや、我ら3執事を越えた成長をされるまでになりました。
それでもやはり、我らは執事。
坊ちゃんをせめて、近くでお護りしたいという気持ちは変わらないのです。
今日の迷宮討伐、つつがなく終えられ、坊ちゃんにお怪我もなくて何よりでした。

坊ちゃん、お疲れでしょう。
拙宅に湯を沸かしてあります。
粗末な小屋ですが、この近くにありますので、立ち寄りましょう。

小さな風呂で申し訳ありません。
坊ちゃんが温まったら、我らでお背中、お手、おみ足をお流しいたします。
髪もお洗いいたします。大きな目に石鹸液が入らぬよう、よく目をつむっていてくださいね。

湯上がりの坊ちゃんが……な、なんと大人に!
そうですか、今が正に、ウェディ特有の「爆発成長」の瞬間だったのですね。
ウェディはある日、突然大人になる日があります。
その瞬間に立ち会えたこと、光栄でございます。
しかし……その……。
おなかだけ、成長されすぎているのでは……?