私の名前はラベッサ
両親を赤いマントの集団に殺され復讐に燃える悲劇のヒロインよ…
まだ修行の身だけども、いつか仇を取ってみせるわ!
???「ホッホッホッ…ラベッサよ、修行に身が入ってないようだの」
ラベッサ「!!」
ラベッサ「し…師匠!いつの間に」
師匠「いやなに、悲劇のヒロインがどうだの誰もいないとこで
なんか演技入ってた辺りからいたぞよ」
ラベッサ「………まじで?」
師匠「まじで」
師匠「そんなことよりラベッサよ、ついに赤いマントの集団のアジトを突き止めたぞ」
ラベッサ「ほ…本当ですか!師匠!!」
師匠「あぁ、ある情報筋によるとリャナ荒涼地帯の灯台から
きゃつらのアジトに行けるそうじゃ」
(父さん…母さん…やっと……やっと仇をとることができそうです)
ラベッサ「それでは今すぐ行って奴等を全滅させましょう!」
師匠「待たれぇエイ!」
「うぬの未熟な腕で行ったとこでは返り討ちに遭うのが目にみえておる」
ラベッサ「しかし師匠!」
師匠「うむ、うぬの気持ちも分からんでもない…
ではこうしよう、ワシに傷ひとつでも付けれたらリャナ荒涼地帯に
行くことを許してやろう」
ラベッサ「師匠に一太刀をですか?」
師匠「さぁラベッサよ、いつでも斬りかかってくるがよい!」
ラベッサ(隙がまるでない……どの角度どのタイミングで攻撃しても
カウンターを喰らうビジョンしか浮かばないわ…)
ラベッサ(くっ…今だ!)
師匠「甘い!真剣白羽取り!!」
\えい/
/ぎゃあぁぁぁああああ\
ラベッサ「し…師匠ーーーー!」
「おのれ赤いマントの集団め!私の両親だけでなく師匠までも
亡きものにするとは許すまじ!
待っててくださいお師匠様、必ずやあなたの仇も取ってみましょう
うおおおお!待っていろ赤いマントの集団め!」