かつて アラハギーロ王国には
砂漠の狼王と呼ばれたい 名君がいた。
ガヤガヤ \砂漠の狼王って呼んでー!/
アハハー /俺のこと砂漠の狼王て呼んでいいよー!\
剣術に秀で 学問に深い見識を持ち
民からも慕われた 王であったが
なぜか 生涯 妻をめとることはなかった
\ねぇねぇ、砂漠の狼王て呼んでよ…/ ワイワイ
/砂漠の狼王って呼んで下さいよー…( ノД`)\ チッ!ウッセーナ
ある時から 王は弟に玉座をゆずり
各地を旅して 誰かを訪ね歩いたり
密林に残る遺跡にこもるようになった
\誰かー!誰か俺を狼王と呼んでみないかー?/
/お~~~い、誰かいなぁい?狼王て言いたい人~@1\
その姿はまるで 熱に浮かされ
なにかに 焦がされるようであったという
\マジで頼むよー!/
/狼王って言うだけの簡単な仕事です!\