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ガチムチを断ち切る者

メファ

[メファ]

キャラID
: LE976-213
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 136

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メファの冒険日誌

2022-03-16 00:51:12.0 テーマ:その他

アの設定 その3

 「このひともだめ…このひとも。うーん、えらいひとでもだめなのかなあ?」

 城にたどり着いた少女は早速アンデット達に先程と同様の術をかける。しかし、そのどれもが灰になってしまっていた。

 「つかいかた、ちゃんとわかったとおもってたんだけどなあ、きのせいなのかも…」

 幾度かの試行を経てなお満足のいく結果の出ない事で、段々と彼女の中に退屈という感情が芽生えてくる。取り敢えず、今日はもう他の遊びをしようかな、と考え始めていた所に、

「ヴ、ヴ…ア"、ア"」
「ん?どうしたの、そんなにあわてて…?うえのかいでなにかあったの?」

 突然、アンデットの一人が身振り手振りで何かを伝えようとしてくる。どうやら異常事態が発生しているらしい。これまではそういったことが一切なかった為、その訴えは彼女の好奇心を大きく刺激した。

……

「おじさん、いきてるの?けがしてるみたいだけど」「………確かに死にかけなのは認めるが、年端もいかねぇガキに心配される程弱っちゃいねえよ…。」

 2階に広がっていた光景は、偽りの生命を停止させられた少女の眷族の亡骸と、息も絶え絶えな様子の騎士と思わしき青年、そしてその側に横たわるアンデット化していない女性の死体だった。

「そのおんなのひとはどうしたの?もうしんじゃってるみたいだけど」
「るせーよ、お前には関係無いだろ…、おい、それよりお前、何か食える物持ってねえか、もう3、4日くらい何も食ってねえんだ」

 ふうん、と気の無い返事を返しつつ、少女の中ではある種残酷な計算が行われていた。
 どうやらこの男の人は自分の眷属達からずっとこの死体を守っていたようだ、それほど強い人が守るこの死体はこの国で最も偉い人の死体に違いない。つまり、

「おじさんおじさん、おじさんってえらいひとなの?」
「…ここでその返しってことは、やっぱお前がネクロマンサーか…いいぜ、かかってこいよ。コイツの仇を討ってやる。」
「それってえらいってこと?じゃあ…」

 目の前の少女の自身の質問に対する答えがあまりにも「アンデットの襲撃から逃れた一般人」から離れていた為、騎士の青年は臨戦態勢をとった。既に満身創痍の状況ではあったが、せめて一矢報いることくらいはするつもりでいた。心の中で隣に横たわる婚約者に詫びを告げつつ、歯を食いしばり、剣を握りしめ、

「そのおんなのひとも、えらいの?」
「ッ!?」

 目を見開いた。覚悟していたとはいえ、己の最も守りたいものが何かよからぬことの対象にされる、その予感が彼の意識を致命的なまでに逸らさせた。そしてそれを待っていたと言わんばかりの態度で、彼女は一言。

「『死』」

 ばたりと倒れ、ぴくりとも動かなくなった青年を見て、少女は嬉しげに言う。

「これなら、うまくできるかな?」

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