【PR】
ノリノリまさのり

黒く外装を纏う彼女は隣国の騎士同士で、幼少期を同じ歩幅で歩いてきた幼馴染で、そして私の大切で大好きな親友だ。
戦禍の口火を切る導火線の被膜は今この時も熱を増して煤をこぼしているが、国境を隔てて語らう親友2人の最後の夜には関係のない話であった。
私たちは小さい頃にした些細な約束について語らっていた。彼女が普段の低い声を上調子にして喋っているのが妙に嬉しくて、私もついつい声が弾んでしまう。
今夜があっという間に過ぎてしまいそうだ、と少し寂しいような気にもなるが、先細る心を上書きする程にこの時間が楽しかった。
交わす言葉は体温を帯びているかのようで、胸が踊り熱くなる。この胸の熱が指先にまでジワジワ伝播していくのを感じると、夜の暗闇は更に深く......
なった......。