「よーこすもっこり!」
だーれがこすもっこりよ。それもう飽きたわよ。
…てゆーかそのカッコ。
前見たわよ?
確か…メンテール…よね?
「そうや、アホのくせにちゃんと覚えとるやないか。」
誰がアホよ。アホゆーもんがアホよ。
てゆーか、銀河な鉄道の話はもう終わったよね?
確か…「機械の身体」と「光の河だ!」でなんとかしたんじゃなかったっけ??
「そうや、あの時はなー。いろいろと未熟やったしな。それしかでけへんかったねん。でもな!今回は違うぞ!着いてこい!こすもっこり!」
そして私は黄色いドワーフ扮するメンテールとやらの後をついて行ったのよ。
「ここやで!」
扉を開けた先は…
ち、ちょっと!
思ってたよりちゃんとしてるじゃないのよさ!
「さ、ここに座るのよ、もこ鉄郎。」
もこ鉄郎!
安易!安易よ!
てゆーか、よく考えたら私が金髪ロングの黒服美女やればよくない?
で、連れの少年を黄色いドワーフ。体型もバッチリじゃない!
「さ、ここに座るのよ、もこ鉄郎。」
ちっ、聞いちゃいないわね。
いいわよ、やるわよ!
それっ!!
「プププ、えらいシュッとした鉄郎やな」
…劇場版の方よ。
てゆーか、もうズバリ言っちゃってるじゃないの。
そのへんはちゃんとしなさい!
「…コホン。もこ鉄郎、あなたは機械の身体をもらうため、この列車に乗って終着駅まで行くのよ。」
ふっ、終着駅ね。
どーせ途中でうやむやになるんでしょ?
一度ぐらいは最後までちゃんとやり切ってみなさいよ!
で、今回はどーするの?
アンドロメダと、アンドウトロア?
終着駅と吸着力?
それとも。。
「えーまもなく、宇宙トンネルに入ります。暗くなりますのでご注意を!」
え、車掌さん!!まさか!
え?
のっぺらぼう!
「あ、まだやん。ちょっと待ってよ…。むむむむむーキュピーン!」
ま、まぁよく寄せたわね…。
てゆーかキュピーンするならのっぺらマスクいらないんじゃないの?
「そ、そやねん。黒に染色したらいい感じかなと思ってんけど、なかなか染まらんねんこれ。」
…今度からはカラーリングできるかどうか確認してから染め液買うことね。
てゆーか、もう写真全部使ってない?
そろそろ終わらなきゃよ?
まだ駅につかないの?
「ちょっと待ってくれ、まだのっぺら顔が染まらんねん。染料が全然染み込まんねん。」
それがどうしたのよ?
「だからやなー、まだ液つかんねん(駅着かん)ねん。」
ふーん?
じゃそのうち駅に着くってことね?
続くのね?
「そ、そうや?」
ふーん、じゃ今回はそれで許したげるわよ!
つづく