こんにちわ、こすもっこよ。
素敵な彼氏を探してアストルティアを旅しているの。ふ、その設定、もうどっかへいっちゃってるわね。
「でな、こすもっこー。次の企画やねんけどな、びっくりドッキリなメカが悪者3人組を成敗する感じでどう…」
当たり前のよーに黄色いドワーフはそこにいるし。
次の企画。。ちょっと待って。
この前フレからお手紙が届いてね、そこにはこう書かれていたのよ。
「こすもっこりの日誌はおもろいけど、元ネタがほぼわかりません。昭和か!」
最後の「昭和か!」は何いってるかよくわかんないけど、ともかく「古っ!」て言われてる気がするの。つまり…
察するにどーやら私たちの日誌は若者向けではないらしいのよ。
「え?」
ショックよね、わかるわよ。
でもどうやらそうらしいのよ。
よくわからないけど、ショーワ世代にしか通用しないらしいのよ!
「ま、まさか。。」
そりゃそうよね。
いきなりこんな話聞かされたら動揺しちゃうわよね。でも事実は事実。受け入れなさい。
「まさかオマエ、それ気づかずにやってたんか?」
え?
「宇宙な戦艦とか、銀河な鉄道とかな。あんなもんがZ世代に伝わってると思ってた、、て、、、事?」
え?伝わんないの?
じ、じゃあ黄門さまは?
あれはいけるでしょ?
「存在ぐらいは知っとるかもしらんけどやな。。。あ、虎がグルグルまわってバターになるやつなんかは、そもそも発売禁止になっとるから、若者は知らん思うで?」
そ、そんなっ。。
だとしたら私の日誌ほぼ全滅じゃないのよ!
「そや、みんななんとなーく雰囲気で読んで、なんとなーくいいね押してくれとるねん、優しいな。しらんけど。」
そうだったの!?
「わし、オマエはあえてそこを狙ってるんやと思ってたで?」
違うわよ!
なんで私がショーワ世代とやらにコビ売らないといけないのよ!
私は若者の最先端、Z世代オブZ世代なのよ?
そもそもほとんどの企画はアンタが持ってきたやつじゃないの!
これもそれもアンタのせいよ!
ちょっとは動画でも見て勉強して、若者向けの企画書を持ってきなさい!
「動画…か。わかったちょっとみてくる!こすもっこ、コレ借りてくで!」
なんでも貸してあげるから早く行きなさい!
「アラホラサッサー!」
意味わかんないけどミョーに耳障りのいい返事をして、私の引き出しから何かを取り出し、小脇に抱えて走って行ったの。
で、アイツは何を持って行ったの??
あ!!
私の宝物「ダストン師匠の落語全集(VHS版)」がごっそりなくなってる!!
アンタ!いろいろ間違ってるわよー
つづくわよ