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悲愴の断罪者

ふつつか

[ふつつか]

キャラID
: IP491-103
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 133

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ふつつかの冒険日誌

2022-11-15 03:31:51.0 2022-11-15 03:32:16.0テーマ:チーム紹介

犯人が分かるミステリー⑤(解答編)


「偽占い師が誰か分かったわ。
  1人、いいえ、2人ね」

酒場の女主人ローズは静かに語り始めた

「占い師候補4人の中で、昨晩死ぬ可能性が
  あったのは誰かしら」

「真占い師は人狼に襲われれば死ぬし
  狂人も生物学上は人間なのだから死ぬだろう
  妖魔も占われれば死ぬことになる
  人狼占い師だけは、襲われないから死なないな」
墓守レナードが思い出すように言う

「そうね、つまりカムイは人狼ではなかった。
  じゃあ、クワンが真占い師と仮定した時、
  カムイは何者になるかしら」

「狂人か妖魔、だが妖魔ではないな
  妖魔は占われなければ死なないが
  クワンはカムイを占っていない」

「そう、つまりクワンが真占い師と言い張るなら
  カムイは狂人にしかなり得ない。
  では、クワンが占って人狼ではないと判定され
  死亡していない村長は何者になるのかしら」

「狂人…だが、狂人の力に目覚めたのは
  1人だけのはず…!」
全員が農夫クワンを見つめながら数歩後退りした
「クワンが真占い師というのなら
  マルクス村長も死んでなければおかしいのよ」


「…ヒヒヒヒヒヒ」
クワンの表情が一変する
「なんじゃ皆、ワシは占い師じゃ!
  さあお前らの未来も占ってやるぞい、
  地獄じゃ、地獄に堕ちる姿が見えるぞい!」
そこにはいつも畑仕事に打ち込む真面目な
農夫の姿はなく、呪いの言葉を吐き続ける
おぞましい存在があるのみだった

「クワンが偽占い師というのは分かったわ
  でもローズ、もう1人の偽占い師は誰なの?
  マルクス村長もハワードも、クワンのような
  破綻はしていないわ」
鍛冶屋ハンスと墓守レナードに
クワンを拘束するよう命じたサラが
改めてローズに尋ねた

「そうね、もう1人は占い結果からは分からない」

「ところで、ハワード。あなたなぜアーヴァインが
  "背後から襲われた"と知っていたの?」

「何だと?」
退役軍人ハワードがローズに向き直る


「あなたは、たしかに言ったわ。
  "アーヴァインの野郎みたいに後ろからガブリ、
   喰われて御陀仏なんて敵わんぜ"と。
  アーヴァインは背後から襲われたのかしら?」

ハワードは青ざめて言った
「お、俺はあの晩、見ちまったんだ!
  人狼に襲われるアーヴァインを!
  そ、そうさ。クワンともう1人がアーヴァインに
  襲いかかって…!」

「いいえ、違うわ。あなたは自分でアーヴァインを
  襲った。だからついその時の状況が口をついて
  出てしまったのよ。アーヴァインが襲われた
  状況を知っているのは、襲った人狼自身よ」

「ふ、ふざけるな!俺は占い師だぞ?
  現に占いで人狼判定だったクワンはローズ!
  お前の言う通り偽占い師だったじゃないか?」

「じゃあ、アーヴァインを襲ったもう1人は?
  それにもしあなたの言う通りだったとしても
  アーヴァインを襲ったクワンを
  目撃していながら、占いをするまで
  私たちに黙っていたことに変わりはない。
  そんな言い訳が通ると思うの?観念なさい!」

「ち、ちがう。違うんだ皆!
  信じてくれ、そうだ、クワンと一緒に
  アーヴァインを襲ったのはこの女、ローズだ!」
ハワードの言葉が、虚しく集会所に響いた。

チームB'の新規メンバー募集と同様に…。

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