るしへるの冒険日誌

「わかめという食文化を持ち込みし姫君」というタイトルで、参加してみました。メイキングというか、どうしてこれをやろうかな～って思ったのかの話をしようと思います。撮影技術的な話は一つも出ないけど、二次創作が好きな方の暇つぶしになりますように。 ストーリー途中のとある船上パーティーの片隅で、真のアラハギーロのムーニス王が呟いていたセリフが忘れられなくて。
「わかめが苦手」
一国の王ともあろうものが食べ物の好き嫌いの話？せっかくご馳走を用意してくれた主催者の前で今するような話？？？
勇者姫と盟友の私がもたらした束の間の平和で気が緩んでいるにしても…間違ってムーニス王に良く似たバッジじいさん呼んじゃってたとかいうオチないよね？
でもこれが、もしもわかめというキーワードで、その場に集まった各国の王に伝えたい、裏のメッセージがある言葉だとしたら？
そんなちょっとした思い付きから、妄想を膨らませてみました。

そういえば、この船上パーティーにお呼ばれしていない王族が居るなあ。
ネルゲル襲来の１年前に滅んでしまったらしい、人間の国、エクゼリア王国。
国はすでに機能していないみたいだけど、生き残った王族がアストルティアにまだ居る。
もしもあのパーティーの席で、ムーニス王だけがそれを知っていたのだとしたら。ワカメをキーワードとして、無理やりエクゼリアの話題を切り出したのだとしたらあの唐突なセリフも、ちょっと許す。
じゃあ、エクゼリアとわかめの関係はなんなの、ムーニス王だけなんで知っているの、って方向から考えてみることにした。

ムーニス王は今はひとりで真アラハを治めているけれど、12年前に息子夫婦を亡くしていて、孫にあたる王子がひとり、事情があって今は離れて暮らしているとのこと。ってことは、妻か嫁かがエクゼリアから嫁いできた可能性はある！あ、グランドタイタス就航が20年前なのか。んじゃ、嫁がエクゼリア出身でファイナルアンサー。 真アラハは長く食糧問題を抱えている貧しい国だったらしい。それでも神の緋石を守る歴史ある国だし、嫁選びはそこそこ慎重になりそうよね。だとしたら、ここは息子が名門アスフェルド学園在学中にエクゼリアの姫を見初めた、が無難な展ｋ…ゲフンゲフン…シンデレラストーリーにならないかしら。

…いつまでたってもわかめが出てこないわね。
んじゃこうしましょう、嫁がわかめ研究の第一人者。海洋生物学とかなんかそういうの。ほら真アラハ、ああ見えて海近いし。ゼルメアのことかは分からないけど、ストーリーのほうで罪人を島流しにしているぐらいだし。食料難解消の期待の星ってことなら、建国500年の小国の姫でもイケるんじゃないかしら。年齢的にも、弟が王位を継ぐから他国に嫁げた、ぐらいの設定なら、年の離れた妹姫たちがいても良さそうだしイケるんじゃないかしら。 とか考えていたら、偶然モンスターシールのはくばのおうじが出まして。ピラミッドの近くの大きなお墓っぽいところ。昔はピラミッド建設時に事故死した建設関係者の為の慰霊碑じゃないのか、なんて冒険者の間で噂になっていたらしいけど本当はどうなのかしらね。もしも私のこの妄想がちょびっとでもかすっていて、真アラハが、他に弔う者が居ないエクゼリアの為に作った慰霊碑だとしたら、王家の墓であるピラミッドの近くに、生死が判明してなくて名が刻めない墓があるのも納得なのだけれど。ピラミッドと対になるジャイラの神殿のほうには、建築関係者の慰霊碑は無かったような気もするし。

とか色々考えていたらエクゼリア王国のお話が楽しみになってきちゃったので、そろそろお開きにしたいと思います。長々とお付き合いくださったアナタのために、応募したSSの秘密を打ち明けるわね。水槽の中にわかめ王子が居るけれど他にも隠れキャラが居るわ。ぜひ探してみてね。賞品は何も出ないけれど。