アリシアの冒険日誌

レッド　　『ところでアリシア隊員！』
アリシア　『は・・はい・・なんです・・？』
レッド　　『何かイベント事を企画しているそうじゃないか』
アリシア　『あ・・はい・・ちょっとみんなでピクニックなんかしようかと』
グリーン　『ほほう・・・初幹事だね！』
アリシア　『はい・・・もう緊張しっぱなしで・・上手く行くか心配です』
グリーン　『一人で幹事するの？』
アリシア　『いえ、お友達とゴールド司令が手伝ってくれるんです。』
レッド　　『ほう、司令自らか！　問題なさそうじゃないか』
アリシア　『でも色々考えちゃうんですよね・・・・結構ダメ出しうけちゃったし・・』
グリーン　『とりあえずやってみて、間違ったら修正すれば？』
アリシア　『それはそれで大事ですけどね・・・』
レッド　　『・・・・・・ふむ・・・・・アリシア隊員』
アリシア　『ほい・・？』
レッド　　『君は考え過ぎだ。　とりあえずやってみたまえ！　失敗してもいい・・・いやむしろ失敗しろ！』
アリシア　『へ！？』
レッド　　『失敗した方がより多く学べる！　成功するより失敗した方がより良いものが出来上がっていくぞ！』
アリシア＆グリーン　『おおおっ！』
レッド　　『他の人のピクニックに参加してもいい！　失敗を見て・・学べ！！』
アリシア　『ふむふむ・・・なるへそ・・・深いですね・・・』
グリーン　『さすが隊長です！』
アリシア　『んんんーー・・・失敗か・・・・』
レッド　　『やれやれ・・・・仕方ない・・・・・』
レッドはごそごそと資料を漁り始めると500枚はあろうかという原稿用紙をアリシアの前にドカッっと置く。
アリシア＆グリーン　『おおう！！？』
レッド　　『アリシア隊員！　これを読め！　全部だ！！』
アリシア　『ええーー！！？？　これ全部ですかあ！！？　凄い量ですよこれ！？』
レッド　　『そうだ、全部だ！！　これには君に必要なことが詰まっている！！』
アリシア　『は・・・・はあ・・・』
レッド　　『そして感想文を書きたまえ、そして報告せよ！！』
アリシア　『ええ！！？？　マジ・・・・？』
レッド　　『マジだ！！』
グリーン　『がんばれー！！』
アリシア　『むぐぐ・・やるっす・・・』
アリシアは熱心に読み始め15分は経過しただろうか・・・
アリシア　『ｚｚｚ・・・ｚｚｚ・・・』
レッド　　『こいつ・・寝ているな・・・』
グリーン　『はい・・・寝てますね・・・考え過ぎて疲れたんでしょう』
レッド　　『ふむ・・・ところで・・・さっきから気になってたんだが・・』
グリーン　『はい？　なんです？』
レッド　　『この墨汁と炭と筆はなんだ？』
グリーン　『えっ！？　ええと・・これは・・・・（汗）』
レッド　　『まあいい、借りてしまおう！』
グリーン　『書初めですか・・？』
レッド　　『そんな律儀なことはせん！』
グリーン　『では、一体何を・・・』
レッド　　『うむ、アリシア隊員の顔に落書きでもしたろ、と思ってな』
グリーン　『え！！？？　ちょっ・・隊長』
カキカキカキ・・・・・
レッド　　『うむ、いい出来だ！！』
グリーン　『・・・・（揃いも揃ってこの人たちは）・・・・・』
レッド　　『さて、アリシア隊員の目が覚め鏡を見た時どうなるか・・・』
グリーン　『・・・・・・・・』
レッド　　『いやー！！　楽しみだなっ！！』

数時間後、鏡を見たアリシアの絶叫がこだまする・・・・・・
アリシア　『みぎゃああああああああああーーーーーーーーー！！！！！』

　　　　　　　　　　　　　　　　　完

では最後に一言・・・
『振り返れば尊し年末年始』