さて、もういいからいい加減船にのって舞踏会参加してこいという再三のスタンプ王の打診を完全にそっちのけでサブジョブに手を出したり自宅のエビ屋敷を強化したり隣家(フレンド)の改造を勝手にしたりと雑務にかまけていた所、本編とは全く別の理由で久しぶりにグランゼドーラ城に行ったら見覚えのある人影とすれ違う。
リ「…(なんかアーツ君みたいな奴がいるな)」
ア「あれ、リクオさん!?」
本人だった。
いやああるもんなんだな、と、別に待ち合わせとかしてたわけでもないのにまさかの遭遇。嬉しいのでひとしきり王城の中で再会を喜びつつ、せっかくなので一丁一緒に冒険しますかとそういう流れ。つまり、今回もまたスタンプ王は放置となる。ストーリーは進まないが、リアル時間の邂逅は命よりも重いのだ。そこまで言うか。言うぞ。
リ「というわけでコインボス行くか」
ア「いいですよ(本気)」
この世界のデートとはすなわちリゾート気分でコイン屋でコインを買って魔法の迷宮に潜ることを指すということが大体わかってきた。
いやあ正直コインボス、まだそこまで慣れてはいないこともあり、うっかりすると相手のボスレベルが低かろうが何だろうが対策を知らないとわりと簡単に死ねるので(反省)序盤は戸惑ったものの、妥当なレベルでロザリオが荒稼ぎできるベリアルあたりを無茶に12個くらいコインつぎ込んで虐殺のうたげ。このコインボス戦は各々が同じ枚数使うなら二人でやったほうが純粋にアイテム獲得倍率二倍なわけだから、とにかく数を集めるのが重要なアクセサリー収集的には非常に効率がいいことを実感。これはやらない手はないですな。
そんなわけで充実の魔法の迷宮ライフを楽しんだ末にその足でアクセサリー屋に突っ込んで膨大な額の金を合成合成でカジュアルに溶かしまくったわけだが、そりゃあヴェリナード儲かるわけだよと納得するなど。この世界の巨大な金の流れのメカニズムを肌で感じた、そんなほのぼのした1日だった。ありがとうアーツ君。ありがとう世界。
何気に初見のバラモスのネクロゴンドであっさり即死したことは以後の反省案件とする。
ア「いやー負けるわけがないんですよ。本来は」
リ「…(すまない、蘇生間に合わなかった)」
AIじゃない生身の戦いならではのアクシデントは醍醐味(白目)。