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ぬくぬくどり大戦

リクオ

[リクオ]

キャラID
: LX823-176
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: まもの使い
レベル
: 130

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リクオの冒険日誌

2020-12-09 19:01:11.0 2020-12-10 02:50:18.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

さばき得る道を生きる務め


さて遅々として進んでいなかった本編、ver3もやっと半分を過ぎたあたり。
楽園とその話の経緯が終わって、水の領界を探索中。アストルティア世界とナドラガンド、そこに生きる竜族を巡る一連の物語の概要が徐々に見えて来て、どこかしら懐かしい展開に郷愁を覚えてもいる。今作はなんかこう、これまでのドラクエ世界だけに留まらない様々な物語世界へのリスペクトを各所に感じる事があるというか。
いずれにせよ神の実在するこういった物語世界での『裁き』というものは大抵こうした形で描かれることが通常になっている中で、解放、あるいは裁定という過程に重きをおいて敢えてプレイヤーサイドに(擬似的であれ)もう一度行わせることが必要なのだという筋書きはなかなか面白かったというか。如何せんドラクエゆえに各選択肢にもそこまでの物語の進行上に差はなかったりするのも含めていろいろ考えさせられる経緯ではあった。

裁きとはただ恐ろしいものだけではなくあくまでひとつの事象に対する判断であり、苦しみも別に罰ではない。責め苦=罰とするのは罪の概念があるからで、そもそも苦しむことが目的になっていては本末転倒なわけで。実際、闇の領界の楽園などの本来の目的は全く別の所にあったことは作中で語られた通り。竜族全般に漂う自虐的とも取れる閉塞的な価値観や苦しみの世界で生きることが罰なのだという概念は彼らの過去に犯したという戦乱および数々の過ちの、すべてが終わったその後に彼らの中に必然的に、自然発生的に生まれたもののような気が強くした。それゆえに、彼らはそこから自力では抜け出す事はできないのかもしれない。

例えば闇の領界の話に限って言えば、神が実在する世界であるがゆえに神は裁かねばならなかった。そこまではまあわかる。だが、神の裁定は『神の判断』であるがゆえに、神自身も一度下せば変えられないのである。そこに、神の裁きのままならなさがある。


こうした物語世界においてなかば定番になってしまっている楽園否定の流れ。あるいは理想郷や管理された世界はいけないという価値観がなぜ一時期あれだけ執拗に描かれて来たのか。本来物事を管理するということは相当の労力が必要で、そして必ず、それが形作られただけの相応の理由があるのだ。
ここに来てもう一度、その考え方を問い直してみてもいいのかもしれない。

リ「いやだからなんであの手の話ってディストピア世界か無秩序世界の二択しかないんだろうな」

ベ「確かに両極端なんだよなー。そんな単純な話でもないだろうに」

ア「もうちょっと人を信用してくれてもいいと思う。みんな色々考えてるんだから」

裁きとは何なのか。神が裁くのではなく、人が裁くでもなく、今ある世界はただその時々に応じた最善をその時生きた人々が追い求めた結果であること。そして、いかなる時代においても生きている人間(だけに留まらないが)、そこに暮らす者たちの本質は等しく同じであることを忘れないことである。『決して変わらないもの』がもしあるのだとしたら、そこだけなのだ。

どんな世界、どんな時代であろうとそこに生きている皆が自分たちと同じようなことを考え時に過ちを犯し、それを解決していきながら紡ぎ続けたものが人の歴史なのだということ。法ですら修正を繰り返すことで存続するものである以上、ありとあらゆるすべてのものがこうやって緩やかに移り変わり変化していくことを彼ら自身が認めこれまでの歩みを肯定することが、竜族の求める彼ら自身の真の解放なのだろうかなどと考えた。


まあ、個人的な正直な感想としては現時点ではいいように使われてる感が強いものの、今後この辺りの描写がどう回収されていくのか楽しみではある。
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