結局年末年始も防衛戦やりすぎてフレさんに防衛大臣とか戦闘民族とかの異名を拝領するような日々を送っていたら案の定本編の進行ががまた止まりかけていたため、急遽現行のストーリー、ver3後半を佳境まで一気に進めて見たぞ。一時期のダレもとい苦戦が嘘のようにサクサク進んでる理由については心当たりがある。明らかに職が変わったせいである。
何故そんなことになったかというと、この10日ほどデスマス後のサブ候補として同じ鎌使えるしと試しに魔剣士やってみたらその性能があまりにも防衛戦仕様で使ってて楽しくて仕方なくて気がついたらレベルが上がりまくってたんである。その時点でアレなのにさらに最近まで防衛報酬の『素材も経験値の聖典に変換できる』ことを素で失念してたためその辺も適度につぎ込んだら気づけばカンスト目前とかそういう状態で自分でも唖然となった。
リ「よく考えたら酒場からほぼ出てないなオレ」
ア「つるぎの酒場じゃなくて、ヴェリナードの酒場だもんね」
リ「ほとんど本しか読んでないしなあ」
ア「むしろ今まで(素材も聖典になるの)知らなかったって…」
正直ダーク鋼とかそのへんの素材の時点で986個とか溜まっててたぶん上限ギリギリだったと思う。危うく無駄にする所だった。教えてくれてありがとうアーツ君。これ明らかに防衛戦やりすぎなんだよなあ…
そんなわけでve3.5後半である。例によって明記は避けるものの、前半の考察の予想がだいたいその通りの流れでいい感じで話も面白くなって来た。まあここまで来たら後はラストまで走りきるという段階なので一気に進めてから考察に移ろうかと思っているが現時点で言えることは今章ナドラガンド編においてもちょっとしたサブシナリオや周辺人物の何気ない物言いの中に潜む切なくも差し迫った描写にはっとさせられることが多々あり、往年の一時期の作品に見られた所謂ドラクエだからという理由で言及を避ける、あるいは曖昧にされてきた種々の事象がしっかりとした設定を元に細部まで作り込まれていることに関心している次第。プレイヤーが関わることのできない場所で起こったこと、だがだからこそ今の状況があり彼らにとってはその先もあるのだという現実とが何気無い会話やサブシナリオの進行の中で見えて来る。しかしそれはあくまでプレイヤー側が知ろうとすること、しかるべき行動を能動的にすることで語られるため、知らずに進むことも勿論できてしまうのだ。
ゲームにおけるシナリオは決してシーン(場面)ではない。散りばめられた事象事象はそれぞれ瞬間的な要素が多いが、それを集めて廻り一つの物語とするのはプレイヤーの側であり、その連続が最終的にそのプレイヤーにとっての物語となる。それこそがプレイヤーという『(物語世界に)干渉できる存在』が認められている、あるいは寧ろその存在が不可欠であるゲーム世界の醍醐味であると自分は考えている。たとえそれが物語の結末を左右できるほどの力ではなかったとしても、それを目の当たりにして来た側の目線からの物語がその道行きの中にこそ作られる。ゲーム自体は物語を語る側ではない、その背景そのものなのだ。
勿論物語の本筋の流れはあって、それに付随したプレイヤー側の物語があり、その二つが相合わさってこそ『ゲームの物語』は出来上がるのではなないか、そんな認識を自分は持っている。
その目線で見たver3の一連の物語は、これは感想は人によって分かれるというか、印象は随分違ったものになっていくような気はする。しかしだからこそ、いい物語なのではないかという雑感である。
そんなわけでver3,5後半、終わり次第その辺の考察が出来ればいいとは思うものの、現時点ではボス戦の楽しさは従来の章とはまた違った面白さなので攻略も身が入るというもの。というか魔剣士の性能が概してデスマスやってると痛感した『これができたらなあ』が全部備わってるようなもんなので戦ってて非常に快適。もちろん弱点もしっかりあるし万能とは言い切れないが基本デスマス性能での涙目接近戦と比べてるから泣けてくるくらい使いやすいぞ。やれることの多さという意味ではある意味確かに被ってるとも思う(あくまで私感です)。