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ぬくぬくどり大戦

リクオ

[リクオ]

キャラID
: LX823-176
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 盗賊
レベル
: 133

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リクオの冒険日誌

2021-02-04 21:16:54.0 2021-02-13 12:31:45.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

5000年の散歩【ver4途中考察&雑感〜】


そんなわけでver4である。現在4.2まで終わって4.3が始まったあたり。正直冒頭からの急展開に慣れるまで時間を要したもののやっと色々飲み込めてきた。総じて言うなら作中で語られるこの世界の具体的な歴史の概要というか、ver3で決着を見た所謂神話の時代のその後、実際の人類(各種族含む)文明的な時系列では一体何が起こっていたのかが徐々に明かされて行く、という流れだろうか。

といっても本作はこれまでも世界観や歴史を逐一冗長に説明したりはせずあくまで背景描写や登場人物、各種サブイベントや住民のちょっとした台詞回しなどに織り交ぜると言う形で匂わせてくることが多かったので、うっかりすると見落としてしまうし実際語られてはいたものの今の今になってやっと気づいた設定なども数多くある。

アストルティア年代記などで確認するとこの世界自体が歴史の流れ的に数回の滅亡クラスの災厄に見舞われており、5000年前の時点でその少し前に本作の世界は厄災の王周りで一度滅亡、その後エテーネ文明もその文明の爛熟期に滅亡、4000〜3000年前あたりにレンダーシアに最初の魔王襲来、その後2500年前にウルベア帝国滅亡、2000年前に太陽と夜の王国滅亡、1500年前あたりにオルセコ王国時代、1400年前でアラハギーロ王国の名前が出始めてやっと覚えのある国名がちらほら聞こえ始める。つまり五大陸+レンダーシアとなる6大陸はどこもかしこも過去に深刻な形での文明の崩壊を経験しており、実際これまで旅してきた遺構や史跡といったものの具体的なあらましが主人公が時を渡る=時間を超えると言う形でver4で明らかになって行く。今章の黒幕はそういった各時代の滅亡の引き金となった時間の先々でその姿を現し、彼の目的を追う形でプレイヤーは文字通りの終末の歴史を目の当たりにしていくわけである。


こういった切り口で物語の世界設定や歴史を観せていく手法はタイムトラベルものの筋書きならではといった所で進めていてなかなか懐かしさを感じてしまう展開だが、安易な歴史改変ものにはならずここでもしっかりと『変えられるもの』『変えられないもの』の線引きのようなものがしっかりと息づいていることに好感が持てた。時間の旅人ができることは限られており、いかに時を超えたところでただひとりの個人がその旅の中で何かを取捨選択することは、世界の大きな時間の流れの中では想像以上に無力なものでもあるということが分かる。大筋のイベントの展開でも、その合間に散りばめられたサブイベントなどにもそれは描かれていて、あくまで主人公はその場にあってその時代時代をその目で見届けるものであるのだ。

だからこそ、その中で主人公が微力ながらも干渉したことで導かれた事象も確かにあり、それは『その先』の未来という形で変化は起きて行く。過去が都合よく改変されるのではなく未来の可能性が広がるのだ。例えば過去を知ると言う行為一つを取っても歴史を紐解けば誰であっても時間を超えた旅ができる。それを本作では実際に時間を超えて行くという形でプレイヤーに体験させる形で見せているとも言えるのかもしれない。


世界の終わり、というものは何か。どのような土地であっても過去を探れば災厄や悲劇が起こってきた形跡が何もない場所などないのだ。だが大抵のものは時間をかけて常にゆっくりと滅んでいるもので、いかなる時代であってもそこに生きている者たちにとっては今が現実の世界なのだと言うことは変わらない。そして明日が来る以上、常に今が『現在』なのだ。それは各時代で出会う人々、町の住人ひとりひとりに言えることであり、主人公は彼らの生きるそれぞれの『今』の時代を目の当たりにしながら、自分が生きる時代の今、そして向かうべき未来のために旅を続けていく。

思えばver1から言及されていた時渡の力と呼ばれる主人公の能力、そして生きる時間が根本的に違うというアバ様の言葉といった伏線が回収されていく感じの展開であるが、主体性があくまで世界の全ての時間や歴史ではなく、大きな流れの中での一個人としての目線で進んで行くのがいい。主人公の出来ることは歴史を変えることではなく、これから先の未来のために旅し、迫り来る災禍を払う手がかりを求め戦っているのだ。それは時間を旅する能力があるから、ではない。各時代に生きるもの全てが等しく未来へと続く道を歩んでいる中で、主人公の進む道がこの形であるというだけなのだ。

時、というものがテーマのひとつといえる物語だが、だからこそたとえ自分の時間が尽きたとしても、生きるものたちの時は終わってはいないということ、続いている事を片時も忘れないことだ。


物語はやっと半ばに差し掛かったと言う所なのかもしれないが、この先もじっくり物語を楽しんでいこうと思っている。

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