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ぬくぬくどり大戦

リクオ

[リクオ]

キャラID
: LX823-176
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 盗賊
レベル
: 133

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リクオの冒険日誌

2021-02-27 19:53:49.0 2021-03-31 17:56:18.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

あるべき所へ 〜ver4後半感想〜


どうしても変えられないものというもの、変えることが出来るものの違いというものは確かにある。ver4の物語もその前提で動いていたと思っていたのだが、いざ走りきってみると主人公の介入によって開かれた可能性が過去から現在、そして未来に至るまでに残した痕跡や布石が様々な変化の形として明確に現れ始めたのが4.3以降から後半にかけての展開だった。そんなわけで、ver4後半の個人的感想を(実は色々思うところもあるのだが)可能な限り未見の方にも差し障りのない程度に書いておこうと思う。

ver4の物語はあらかじめ設定上に存在した神代の時代後のアストルティア世界の歴史や世界観を実際の物語の中で行き来しながらそのあらましを見て辿る旅、というのが大筋である。そこにかつて確実に存在はしたものの歴史的にその存在が謎のままだった5000年前のエテーネ王国時代を主軸に、そこと関わりがある可能性がある程度示唆されていた?主人公の目線で『近しい未来に確実に訪れる破滅』を回避するため時間を行き来しながら奔走することになる。

この破滅というものが何であるか、手がかりが5000年前に存在するとしてまず古代エテーネ王国において問題の元凶を目の当たりにし、その足跡を追う形で各時代を旅しひとつひとつ破滅の可能性を解決あるいは回避するため時には戦いある程度の干渉をしてきた。その流れが4.3あたりから目に見えて歴史の変化という形で影響を及ぼし始めたのだ。

そしてver4.4。現在から『未来』の世界に舞台が移るあたりで、いよいよ未来世界への干渉という形で問題解決の糸口のスケールが具体的になる。未来軸の目線からその後現代世界で行われたはずの来るべき破滅を避ける手段が一度失敗した事実、およびその顛末を先に見届けることでそれを現代に遡り回避するという、過去改変とは違った『違う未来を選ぶための手段』としての時間移動の物語になっていった。


正直ここの物語の流れは実はまだ考察し足りないことがいくつかある。4.4において現代軸から1000年先の未来が舞台になったことで実質6000年を跨ぐスケールの話になったわけだが、それは同時に奇妙な連続性を持ってさらに古代世界の時間軸とリンクするという内容だからだ。そこで起こったある事件によって一人のキーパーソンが古代世界に送られるわけだが、その展開は実は主人公が4.3までに行った行動の結果生まれた新しい要素であり、その可能性が拓けたからこそ主人公は『自分がこれまで関わった時間干渉の因果として』未来に行くことが出来るようになったという事なのだろう。そしてそこで得た情報、そこで行われた種々の出来事は未来の世界の話にとどまらず、来るべき未来を変えるための手段として主人公は現代(およびさらなる過去)の歴史に持ち帰るのである。

そのような形で、これまでその足で辿った足跡そのものが、違う未来の可能性を導くためのすべての布石になっていると解釈すると、目まぐるしく移り変わる各時代を行き来する忙しいver4のストーリーも徐々に理解できていくのかもしれない。


そしてあらゆる時代の過去、未来の可能性すら変えうる所まで手がかりを集めた上で、最終的に5000年前の時代に生じた破滅の元凶を叩く、という筋書きはタイムトラベルものの物語としては非常に王道的な流れではあったと思う。問題の根本が冒頭の古代エテーネ王国時代に存在(発生)したことは最初から明示されていたし、それは同時に主人公の存在にも関わる因果でもあった。そこで用いられていた種々の奇形的に発達した技術、そしてなによりも『時渡の力』自体の異質さ。ある意味もっとも恐ろしいものであるその力の根源がいったいどこから齎されていたのかの説明がver4.5になってようやく明らかになったあたりで、この物語の問題の根幹がやっと理解できたような気がした。人が持つには大きすぎた力、と言ってしまえば簡単だが、持ってしまった、用いてしまった以上それには責任と結果とが伴うものなのだ。主人公と『もうひとりの時渡の力もつもの』は、この物語の中でそれを体現する側に立たされた言ってみれば因業の力との決着、『畳み役』を担う存在だった。


ver4での最後の『敵』は強大な力よりもその幼さが印象に残った。基本的に他者の手を借り自分では何もできぬまま自らの望むものを欲する。野望や野心というものではなく単なる欲求でしかなく、だからこそ純粋で切実なものだった。未来を恐れる赤子のような無力さと、子供の持つ臆病であるがゆえの残虐性が端々に感じられたその理由もかれが生まれた背景を知ると納得もできるのだ。ある意味敵としては非常に哀れな存在であったと思う。

少なくとも主人公はかれが与えられることのなかったものが何かを知っていただろう。

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