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ぬくぬくどり大戦

リクオ

[リクオ]

キャラID
: LX823-176
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 盗賊
レベル
: 133

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リクオの冒険日誌

2021-03-07 11:48:57.0 2021-03-07 18:32:29.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

永遠の対立に引導を 〜ver5.0感想&考察


というわけでver5,いわゆる魔界編である。実は冒頭届く手紙がそのままイベント開始の鍵だったというのを完全に予想しておらず完全に不意打ちの形で本編に雪崩れ込んでしまったのだが、始まって早々に自由に自宅に帰れた上アストルティア防衛軍にも普通に参加もできたので特に何一つ問題はなくじっくり進めることができている。物事の基準が終始防衛であるのはいつものことである。もとい現在5.0が終わり5.1を進めている所だが現状5.0までの感想や現時点での考察などを例によって未見の方にも考慮しつつ所感として纏めておこうと思う。

しかし今章は冒頭から波濤の展開である。詳細はver5のOPムービーの通りなので説明は省くが、今迄一切のネタバレを踏まなかったお陰様でまっさらな気持ちで挑んでいるし、基本的な筋書き自体がシンプルなので大変とっつき易く物語の中に入っていける。そして本編でまず印象に残ったのはその景色である。扉を開けて先ず魔界の光景に目を奪われ、そこを吹き抜ける風の荒涼さと意外なまでの色彩の鮮やかさに事に感慨を覚えた。自分の想像以上にこの世界もまた、美しさに満ちていたのだ。


実は気になっているのは前章ver4で少しだけ言及された、何らかの不都合な事象に対し奇形的に介入、回避すればその分の弊害が必ず後の世に表層化するという指摘であった。前章ver4で一度終わるはずだったアストルティアがその滅びを回避し、その先の時間〜未来を手に入れたことで生まれ得た新しい可能性。今章の主人公の魔界介入の展開もまたその結果なのかもしれないし、同時にver1のネルゲル打倒の時点で伸ばされた闇の手元に遂にたどり着いた、そんな印象がある。5.0では先のマデサゴーラ打倒後の魔界にあって現在不在となっている大魔王の座を決める選定の儀をめぐる確執と思惑とが描かれるわけだが、この時点で現状の魔界に絶対的に足りないものがあること。どうしても生まれようがなかった、成熟することができなかった概念がなんなのかは非常に分かりやすく描かれている。そしてこれはアストルティア側にも本当に揺るぎなく存在しているかも同時に問われているのではないだろうか。

分かりやすく喩えるならレンダーシアに存在する勇者のシステムそのものだが、あれは決して強大な力を持った勇者が皆を従え守っているのではない。その時代毎のかの地に生きるものたちの世界を守りたいという思い、それを託す勇者への祈りが勇者を勇者たらしめているものでもあるからだ。盟友というものは恐らく人間の神グランゼニスの与えた力を持つ勇者を『支える人々』の側の力の体現者にすぎず、だからこそ盟友の力は勇者を守るためにのみ発動する。主人公はあくまで遍く彼らから託されたその力を当代の勇者であるアンルシアの側にあって行使する役割を果たしているに過ぎないのだと、少なくとも自分は認識している。そして魔界の某所に存在する本章を体現するかのような壁画も同様の解釈が出来るのだが、魔瘴の色濃き過酷な環境の魔界に生きる彼らの目にはけっしてそのように映ることはなかったのだ。


なぜ魔界はこれまで長きに渡り執拗にアストルティアを狙ってきたのかの真相、魔界に迫る危機に対し何らかの対策を講じねばならないということ。それが魔界側に主人公が渡ることで遂に明かされて行くわけだが、内容の深刻さと逼迫性に対し当の魔界の住人たちが精一杯考えた結果が現状なのだとしたらそれは非常に稚拙なものであり、すでに魔界の中のあくまで一国に過ぎないバルディスタ側のアストルティア侵攻という最悪の形で物語は始まってしまっているのだ。5.0ではその世界背景の概要をある人物の従僕という立場でなぞる形になっているのだが、流れの中でわかるのは彼らがそれぞれに見ている世界のあまりの違いであり、そのどれもが何か大切なものが足りない。それはその後の展開にも関わってくるのだろう。


5.0後半の展開、某場面での主人公の存在自体に対する容赦のない問いかけはこの物語の中で辿ってきた旅の軌跡そのものであり、同時にその身のうちに秘められた矛盾と葛藤の体現でもあった。だからこそその幾重にも重なった魂のかたちは、本編において非常に象徴的な存在なのだろう。少なくとも魔族としての主人公の姿は決して醜いものではなくむしろ誇らしく美しいものに自分は思えたものである。

ただ心残りなのは元の身体の持ち主及び『家族』に対する申し訳なさなのだが、それも含めて主人公がこれまでの旅で彼らから託されてきた大切な想いのひとつなのだ。

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