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ぬくぬくどり大戦

リクオ

[リクオ]

キャラID
: LX823-176
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: まもの使い
レベル
: 130

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リクオの冒険日誌

2021-03-31 15:56:00.0 2021-04-02 04:24:44.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

光を胸に〜ver5.3感想(若干のネタバレあり)


何らかの権力を得たものは同時に、個人の私情で動くことはほぼできなくなる。背負ったもの、与えられた責務、守らねばならないもの〜それらに応じた思考や決断や振る舞いが求められるし、魔界における三者三様の魔王のこれまでの行動もまた、立場に応じた振る舞いの結果であると言えるのだ。そしてここにきて主人公もまた『他者から求められる立場としての自己』を担う~あるいは演じる責務を負うことになる。

本章を示す象徴的なエピソードは某クエストでの経緯、大魔王たる主人公の人柄を知ったある人物が遺した言葉であり、これから己に課される責務の大きさと重さ、そして同時にそこから自らの身と心とを守る方法を同時に伝えてくる。自らの個人としての優しい心は人々のためにこそ隠さねばならないこと。それは本質をついた容赦のないものだが同時に、どこまでも主人公を慮るいたわりに満ちてもいたのだ。


本章ではまず前節の経緯を受け直轄地の管理や反乱分子の制圧、各国の有力者との接点作りなど様々な活動を経ることで、今代の大魔王としての存在が徐々に周知されていくまでが語られる。と同時にこれまで共に歩んできた魔界での仲間たち、こと主人公を魔界に導き、複雑な経緯の中でも深く理解し合うに至った魔王ユシュカ、そして主人公の傍で力を尽くしてくれた少女イルーシャとの関係がより明確になっていく。

ver5.0冒頭、瀕死の主人公に魔族としての生を与え僕としながらも決別するという間柄であった魔王ユシュカであるが、協調の真の意味を説く彼の旧知の親友の忠告、そして痛ましい離別とを経験したことで主人公との関係は徐々に変化していくことになる。様々な局面での主人公との巡り合わせや命を賭けた共闘などを経る中で、ユシュカが何を思い大魔王を目指していたのかの真意と、あくまで魔族としての主従関係に拘り血の契約という危険性の伴う方法で主人公を擁したことには彼なりの複雑な心情があったことがおのずと理解できていく。そして彼と交わされた『互いの生と運命とを分かち合う』という契約の意味合いがここにきてついに双方向性を持ってきた、そんな印象を持った。魔界を救うために大魔王を目指したユシュカの悲願は主人公の元に降ることとなったが、それは同時に主人公がこれまでの旅で成してきたこと、そしてその身に秘めた運命もまた、ユシュカは背負い得るということでもあるのだ。それがどのような形で現れるのか。今後の物語、アストルティアと魔界の行く末を示す鍵となるだろうか。


そして謎の少女イルーシャとの、忙しい合間を縫ってのひとときの交流。この世界、魔界の美しい光景を絵に描きたいと願う彼女に付き合う形でこれまでの旅で巡った魔界の各地の光景や人物などをスケッチしにいく訳だが、その中で彼女が深くこの世界を愛し、生きるもの全てを大切に思っていることをその絵で、その語りでつぶさに知ることができる。その優しい心の具現のような彼女がどのような経緯で主人公の目の前に現れたのかを思うだに、5.0の選定の儀の後、あの恐るべき闇の中で自身の中に響いたことばの意味、託された力の本質について思いを新たにするのである。そして本章では彼女と瓜二つのもうひとりの魔障を操る力を持った謎の人物ナラジアが登場することでイルーシャ本人の内面にも変化が訪れ始めるが、そのあたりも含め彼女の秘密の片鱗が徐々に語られて行くことになる(それと連動するように、恐るべき禍神の姿もまた顕になっていくことになるのだが)。

こうして、魔界でのこれまでの経緯や築いてきた関係を一つ一つ確かめ合うように。種々のエピソードを織り交ぜながら、主人公の思いとは別の様々な人々の手によって大魔王としての姿は魔界において徐々に認識されていく。それは同時に、この世界において大魔王と相対するもう一つの存在もまた、いよいよ主人公の前に立ち現れるということでもあったのだ。


ver5,3後半で個人的に思い出したのは往年のドラクエ3の終盤の展開であった。自分たちの世界に現れた魔王バラモスを倒したその後、勇者たちは魔王がやってきたというギアガの大穴へ身を投じ、その先の未知の世界へと足を踏み入れることになる。己の生きる世界を侵略してきた魔王を元の場所に追い返すという所まではいい。だが今度は自分たちがそこへ訪(おとな)う側になるという意味では、あの時点で勇者の立場はそれまでとは全く異なったものになっているのだ。なぜ勇者がそうしたのかは一応の理由付けはあるものの最大の目的は、夜の闇に閉ざされたままのかの地を救うためであったことを忘れてはならない。竜の女王の命を賭して託された光の玉を携えて勇者は異界の地アレフガルドに光をもたらしたように、ドラクエ10世界での勇者は何をこの魔界という地で為すのだろう。そして、大魔王は。

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