リクオの冒険日誌

庭のバラも咲き、吹き抜ける風が心地良い季節ですね。さて春の低レベル防衛マラソン報告三記事目であるが今回は主に僧侶である。今回のバージョンアップでかなり見直し、強化が入った職業の筆頭にして実際の戦闘貢献度、PTへの全体的な恩恵など非常に強力な性能になったのは最近の高難易度コインボス戦などでの僧侶さんの動きを見ても明らかだと思われる。回復専門職というイメージながら後期ボスの状態異常攻撃に対する解除手段等において旅芸人やどうぐ使いに一歩及ばないという妙な状態がシャインステッキの登場で改善されたこと、さらに装備時行動時間短縮やCT短縮効果などの追加でより危急の局面に迅速に対応できるようになった、そんな印象である。熟練の僧侶さんがPTにいる、いないでそれだけ戦局の安定感が変わってくるのが目に見えてわかる。本当に一家に一台、カカロン保障と並ぶゾンビ戦における要であろう。

そんな僧侶であるが、自分がやったのは基本棍僧侶での防衛参戦だったためあまり参考にならないかもしれない。今回のバージョンアップで主にテコ入れが入ったのは基本スティック僧侶の方のイメージがあるからだ。故にここではあくまで自分が防衛で使った体感としての報告になることをまずお断りさせていただく。というかまず初手から天使の守りを接近格闘戦用のコストに使ってたという時点でもう根本的に邪道もいいとこなんである。それだけ防衛戦（こと低レベル防衛）という特殊な空間においては僧侶ですら雑魚散らしや鐘処理など火力面にもある程度参加する必要が出て来るため致し方ない部分はあるのだ。８人の中で僧侶が一人いるという時点で実質火力要員が一人減る、という事実はこと自分達の火力が一定の水準に届かないことが前提の低レベル防衛では嫌でも認識せざるを得なくなる。故にそれなりの対応は必要になってしまうのは止むなしという事を何卒ご理解いただきたい。

そんな訳で自前でつけたルカニ全積みの棍+氷属性ダメ+１２％のベルトもつけて雑魚処理や中ボスを足止め+転んだら付加効果狙いの氷雪でひたすら殴ることで僅かでも味方の火力向上に貢献しつつ、勿論鐘落としには積極的に参戦。上記の強化をふまえての氷結乱撃連打で中鐘程度までならなんとか雑魚召喚までにギリギリ落とせる火力は実現できたので侮れない（ただしガタラとスライムツスクルは除外）。勿論スクルト二回がけ維持の徹底やフバーハ、アイテム回収および必要とあらば砲手も兼任。要所での全体・単体回復のタイミングはしっかり抑えながらも聖女／女神配りは最低限で戦況によっては蘇生すら優先度が変わることすらあった。こと僧侶での低レベルガタラ防衛は正真正銘の最後の砦であり『自分（達）に火力がない場合の防衛参加』の洗礼を骨の髄まで味わいまくったことを白状しておく。これまでの防衛戦での様々な経験の全てを総動員する必要があったという意味では通常コインボス戦での戦線維持、起死回生のプロフェッショナルとしての僧侶の動きとはまったく異なる、ヒーラーだけではないサポーターとしての動きもまた十分に生かすことができる奥の深い職である。


まあ今回はこんな感じになった訳だが実際の所スティック持ち僧侶のあらゆる危機的状況を『事前に回避する手段』の多さは傑出しているし、おそらく回復や蘇生以上に重要なのは寧ろそちらの動きであると言うのは平時バトルや各種エンドコンテンツ周りで思い知っている。特にホップスティックあたりはガタラ防衛のダイノス戦における事故死軽減の鍵にもなるほどの性能なので、今後レベルが100を超えスキルポントに余裕が持て次第スティックとの兼用、味方全体の火力次第で柔軟な持ち替えをしていきたい所である。あくまで範囲蘇生や回復手段を（配布アイテムという形で）メンバー全員が所持している防衛戦という場での話という前提の上で言うなら僧侶の仕事というのは決して回復蘇生だけではなく、僧侶ならではの重要な支援役として活躍できるということを念頭に置くべきだろう。平時はスティック、必要とあれば鐘を落とすためだけにスティックから別武器に持ち替えてCT技を叩き込むことも大いにアリだし僧侶自身実は非力という訳でもなかったので実際それで自分は何とかガタラの地獄を凌ぎ切った次第である。大変しんどかったが！

そんなわけで本来の正統派僧侶さんの動きはほんとすごいよなーとお茶を濁しつつ低レベル防衛戦荒業編、次は中衛～前衛職の紹介をしたいのだがまた文字数があっという間に上限にきたのでまた記事を分けることとしたい。そりゃメインストーリー進んでないよねという事実暴露でしかない感じがして来るが、この防衛行脚はまだまだ続くんじゃ。

※ちなみに写真はさすがに90防衛では悠長に撮ってる暇がなかったので（とてもじゃないが）別職時のものです。