レイリアの冒険日誌

あんまりこの話題を出したくはないのですが…。
フレのIN率が全体的に下がってる気がするんですよ。
やはり、3.2における舵取りのツケが来てしまったのかもしれません。
氷の領界シナリオの超難易度は、多くの人を振るい落としてしまった…。

ここまで領界解放がスローペースだと
さすがにモチベが落ちてしまうのは仕方がないとは思います。
11や他のDQ作品に開発メンバーを奪われている、
学園がリソースブラックホールと化してるなどなど憶測は多数できますが
この「開発に人手足りてないじゃないのか」感が
プレイヤーに伝わってしまってるのは異常事態だと思うのですよ。

ver3の「5つの領界」というコンセプト自体に無理があったのでしょう。
創世記とかに、「領界は一つ一つ別の惑星みたいなイメージ」とかあった気がします。
これを実現するには並大抵の事ではありません。
惑星が違うと言うのは、文化が、生態系が違うという事です。
そこに暮らす人々がそもそもどんな風に生きているのか？というような
世界＆文化設定を全て1から構築しないといけません。
シナリオもそうですが、デザインなどのアート班への負荷は凄まじいものでしょう。
それが1つだけじゃなくて5つもあるのです。そりゃー領界解放も遅くなるってもんです。

ver1.0～2.0はここらへんのやりくりが実に上手でした。
グレンの過去世界もそうですし、何よりレンダーシアが表裏一体というのは絶妙。
要するに、1度作った地形/世界を上手く再利用しているわけです。
1から文化とかを再設定するより、遥かに手間が少なく世界を提供できるでしょう。
このコピペ再利用にユーザー側が納得する理由付けがあったのが素晴らしい。
「時わたり」によって過去世界などに行く事は納得できますし、
2.0の魔勇者を倒した際の「ここは偽の世界だ！」にはかなりの衝撃を受けました。
それこそ「な、なんだってぇー！」と驚いたものです。
その驚きがあったからこそ、真レンダというコピペ世界もすんなり受け入れられました。

この「時わたり」はかなり美味しい設定だと思うんですよ。
特に過去世界がグレンの一部しか出ていないってのは本当に勿体ない！
それこそ、500年前のメギストリス(当時まだパルカラス王国)とか行ってみたい。
フォスティルの時代を旅する、とかワクワクもんじゃないですか。
これなら大きく地形や文化をいじる事無く実装が可能です。

アストルティアの大地は、綿密な世界設定をされた素晴らしい土壌です。
まだまだ語る事が出来る余地は膨大に残されている。
1000年前のアルヴァンやカミルにもあってみたいし、
全盛期の暴君バサグランデ/天魔クァバルナと戦うのもワクワクもんです。
悪鬼ゾンガロンとか奸臣グルヤンラシュとかみんな忘れたやつらも目白押し。
なんなら魔軍12将の時代で激闘に身を投じるのも一興！
過去世界は伝説級の魔物が闊歩していた、という感じで
フィールドにコインボス級の強さの敵がいてもいいと思うんですよ！

何も、過去世界だけではなくて未来世界に行くのもアリではないでしょうか？
歴史のif、という事で災厄が大暴れして滅亡寸前の未来とか。
完全にマデサの浸食が終わったレンダーシアとか。
また魔勇者様に会えるよやったね！
過去はヘタに動けば改変の恐れがあるけど、
未来は歴史の枝分かれ先なので問題ないし(超暴論)。
ここまで書いといてハタと気が付きましたが、
これって要するに「クロノ・トリガー」やん…(笑)。

超余談ですが。レイリアさんは「お宝の写真」が大得意だったりします。
それこそver1の時代、この世界を夢中になって駆け回りました。
その頃の景色とかは鮮明に脳裏に焼き付いています。
慣れてくると岩や草の生え方などで大雑把な大陸～地方まで絞り込めます。
過去の知識と経験を総動員して行うこのコンテンツは大好きなんです。
攻略サイト見れば一発だって？野暮なことはいうもんじゃないぜ！
夢中になったぐらい、この世界が好きですし、愛着もあるんですよ。

今は色々と暗中模索な感じになっているドラクエ10。
レンダーシアを覆う霧のように、いつか霧を吹き飛ばして
開発/ユーザーともに先に進めるようになると良いですね。